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「決済できなくて帰れないんだけど!」家族カードで海外豪遊する家族。限度額に青ざめた末路

私は30代前半で、不動産や企業調査を専門とするコンサルティング会社の経営者です。国内外の投資家を相手に仕事をしており、日ごろから「信用を失わないこと」を何より大切にしています。ですがその一方で、家族との関係には長年悩まされ続けていたのです。両親や弟のA男からは、以前から何かとお金の相談を持ちかけられていました。「家族なんだから助け合わないと」と思い、私はそのたびに援助や立て替えを引き受けてきました。しかし、その甘さが、大きな問題を招くことになりました――。

 

家族から届いた非常識な連絡

ある休日。私は恋人であり、仕事面でも支えてくれているB美さんと、自宅で久しぶりにゆっくり過ごしていました。

 

すると突然、A男から電話がかかってきたのです。普段はこちらから連絡しても返信すらないことが多かったため、私は嫌な予感がして慌てて折り返しました。すると開口一番、A男がこう言ったのです。

 

「今、海外旅行中なんだけど、ホテル代も買い物も家族カードでまとめて払うからよろしく!」

 

聞けば、以前、実家の生活費を立て替えるために渡していた家族カードを、そのまま海外旅行へ持ってきていたというのです。しかも宿泊費や買い物、食事代などを、当然のようにそのカードで支払うつもりでした。

 

私はこれまで、「家族だから」と生活費や立て替えを引き受けることが多く、家族カードもその延長で持たせていました。ですが、今回のような高額な旅行代まで当然のように使われるとは思っていなかったのです。

 

私は思わず、「家族カードは生活費の立て替え用って言っただろ。それに、そのカードは――」と説明しようとしました。しかしA男はまったく聞く耳を持ちません。

 

「後で返すんだからいいだろ?」

「家族なんだから細かいこと言うなよ」

 

そう言って、一方的に電話を切ってしまったのです。

 

私は深いため息をつきました。隣にいたB美さんも状況を察したようで、「大丈夫? あなたが全部背負う必要はないよ」と心配そうに声をかけてくれました。その時点で私は、嫌な予感しかしませんでした。

 

海外から届いた「助けて」の電話

数日後。今度は母から、「ちょっと! ホテルの支払いができなくて、このままじゃ帰れないんだけど!?」と、取り乱した様子で電話がかかってきました。

 

どうやら宿泊先で、部屋付けにしていた飲食代やエステ代に加え、滞在中の買い物代まで重なり、まとめて支払おうとしたところ、カード決済が通らなかったようなのです。「昨日までは普通に使えたのに!」と騒ぐ母に、私は静かに答えました。

 

「だってそのカード、毎月の食費や光熱費を支払う用途で作ったから、利用限度額もそこまで高くないんだよ」

 

電話の向こうで、「そんなの聞いてない!」「どうするんだ!」と、両親とA男が一斉に慌て始める声が聞こえてきました。

 

私は「説明しようとしたけど、途中で電話を切ったのはそっちだろ」と冷静に返しました。さらに私は、「今回の件は、帰国後きちんと話をしよう」と伝えました。しかし3人は、「俺のカードも限度額が足りなくて払えない」「現金だってそんなに持ってきてないのよ」と繰り返すばかり。

 

どうやら3人は、帰国便のチケットは確保しているようだったので、私は「自分たちで使ったお金なんだから、自分たちで対応して」と告げ、電話を切ったのです。その後、3人は現地で別の支払い手段を工面し、何とか帰国したようでした。

 

 

家族だからといって許されるわけじゃない

帰国後、A男が私のもとへやって来ました。ですが謝罪より先に口にしたのは、

 

「限度額くらい上げておいてくれよ」

「家族なんだから、それくらい助けてくれてもいいだろ」

 

という言葉でした。

 

私はその瞬間、助け合いと、当然のように依存され続けることは違うと気付いたのです。これまで私は、「家族だから」と何度も援助を続けてきました。頼みを断れば冷たい人間だと思われる気がして、強く言えなかったのです。

 

ですが、無断でカードを使われてもなお、「助けてもらって当然」という態度を向けられたことで、私はようやく、この関係が健全ではなかったのだと気付きました。

 

「これからは、お金の援助はもうしない」

 

私はそう伝え、家族との距離を見直す決意をしたのです。

 

まとめ

今回の出来事を通して、私は改めて信頼は甘えの上には成り立たないのだと実感しました。家族だから助け合うことは大切です。でも、それは相手への配慮や感謝があってこそ成り立つものなのだと思います。

 

以前の私は、「家族だから仕方ない」と問題を見過ごしていた部分もありました。ですが、自分が無理をし続けることで、かえって関係をゆがめてしまっていたのかもしれません。

 

今は、必要以上に振り回されることなく、自分の仕事や生活を大切にできるようになりました。そして、隣で冷静に支えてくれたB美さんの存在にも、改めて救われた気持ちです。

 

これからは、人との距離感や信頼関係を大切にしながら、自分らしく前へ進んでいきたいと思っています。

 

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

 

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ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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