季節の変わり目は注意!赤ちゃんが風邪をひいたときのお家ケアと受診目安

2019/10/31 20:00
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保育士の中田馨さんが、赤ちゃんが風邪をひいたときにお家ででできるケアをお話ししてくれました。赤ちゃんの免疫についてや症状別のお家ケアなどまとめて解説!
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育児の悩み

赤ちゃんが風邪をひいたときのお家ケアのイメージ

 

こんにちは、保育士の中田馨です。昼間はぽかぽか陽気でも、朝夕が冷え込む季節になってきました。こんな大人も着る服を悩んでしまう時期には、赤ちゃんのお洋服選びも本当に難しく、気づいたら咳や鼻水が出ていた……! なんてことも。

 

今回は、季節の変わり目などに赤ちゃんが風邪をひいてしまったときにできるケアをお話します。

 

赤ちゃんは風邪にかかりやすい?

赤ちゃんには、胎盤と初乳からの免疫があり、5~6カ月ごろまではその免疫によって守られています。しかし、5~6カ月を過ぎるころから少しずつその免疫がなくなっていくため、風邪などになりやすくなるといわれています。風邪のウイルスはいろいろな種類があるため、0歳児のうちは、ひと冬ずっと鼻水が出ている赤ちゃんも少なくありません。たくさん風邪をひくことで免疫がつき、3歳ごろになると風邪をひく頻度が少なくなってきます。ママからもらった免疫が少なくなった5~6カ月ごろの赤ちゃんは、風邪にかかりやすいと思っておきましょう。

 

ママが気をつけることは?

もし、赤ちゃんが風邪をひいたかなと思ったら、以下のことに気をつけましょう。


■高熱や下痢・嘔吐があるとき
風邪をひいて高熱があるときや、下痢・嘔吐があるときは脱水にならないように気をつけます。

 

■ヒューヒュー、ゼイゼイなどの音がするとき
呼吸の音がするときは、気管支などの病気のことがあるので、病院で診てもらいましょう。

 

■鼻水がたくさん出る、詰まっているとき
眠りにくい、ミルクが飲みにくいなどの症状が出ると赤ちゃんもママもつらいので、こまめに鼻水を取り、受診も考えましょう。


風邪をひいたときのお家でのケア

では、風邪をひいたときにお家でできるケアを紹介します。

 

咳が出るとき

・縦抱きにして背中をトントンする
咳き込んだり胸からゴロゴロと音がしたりしているときは、赤ちゃんを縦抱きにし、背中をさするか軽くトントンするとたんが切れやすくなります。

 

・水分で喉を湿らせる
ひと肌くらいの温かい白湯や麦茶などをスプーンで少しずつ与え、喉を湿らせるとたんが切れやすくなります。

 

・クッションで上半身を高めにする
寝かせるときはクッションなどを布団に入れて、上半身を少し高めにするとたんが詰まらずにラクに寝られます。


・体の状態が良ければお風呂に入れる
また、熱もなく呼吸が落ち着いていて元気なら、お風呂に入ってもOK。お風呂に入ると湯気で一時的に呼吸がラクになるメリットもあります。

 

鼻水が出るとき

・鼻水を吸い取る
まだ鼻をかむことができませんので、鼻吸い器で鼻水を吸い取ってあげると呼吸がラクになります。


・蒸しタオルで鼻の付け根を温める
蒸しタオルを鼻の付け根に当ててあげると、鼻づまりがスッキリします。お風呂に入ったときも、同じ要領で蒸しタオルを当ててあげると効果的です。

 

・鼻の下をケアする
鼻水をティッシュなどで頻繁に拭きますので、鼻の下が赤く荒れてしまうこともあります。保湿クリームを塗るなどして皮膚を保護しましょう。


・おっぱいや育児用ミルクはこまめにあげる
鼻水でおっぱいや育児用ミルクが飲みにくい場合は、一度に与えず何度かに分けて与えましょう。

 

発熱のとき

・こまめに水分補給させる
熱が高いときは水分がとられます。湯冷まし・麦茶・乳児用イオン水などを何度かに分けて与えましょう。(※乳児用イオン水は必ず医師の指導のもとで与えましょう)

 

・額、首、わきなどを冷やす
嫌がらない場合は、タオルなどで包んだ水枕などで体を冷やしましょう。

 

・熱が上がり切ったら涼しくする
熱が上がり切ったら、体がほてって暑くなってきます。布団を減らし、薄手の衣服に着替えて涼しくしましょう。

 

受診する目安とポイント

病院に行くタイミングが分からないというママもいると思います。でも、赤ちゃんのそばにいるのはママやパパですから、本やネットの情報に頼りすぎず、赤ちゃんの様子がいつもと違って不安なときは受診するほうが安心です。

 

もし、以下のような症状が見られるときは、悩まずすぐに受診しましょう。
・激しく咳き込む
・鼻が詰まって息がしづらい、寝づらい
・ぐったりとして元気がない
・水分を飲まない
・おしっこが出ない
・3カ月未満で熱が38度以上ある
・嘔吐・下痢などの症状もある

 

意識がなかったり、ひきつけを起こしたりした場合などは救急車を呼んですぐに病院へ行きましょう。

 

 

赤ちゃんはいろいろなウイルスと出会って、徐々に強い体になっていきます。風邪に何度もかかって強い体になるのは大人も一緒なのか、私自身、保育士になりたてのときは、子どもたちにウイルスをもらうからか、冬になると毎年、鼻・喉・お腹の風邪にかかっていました。でも、20年経った今は「たまには風邪ひいて休みたいな」と思っても風邪をひかないくらいに強い体になりました。赤ちゃんが風邪をひいたときは、今回紹介した方法を参考にしてホームケアをしてみてくださいね。

 

著者

保育士 中田馨

一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長


0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨“和の離乳食レシピ”blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中! BLOG:「中田馨“和の離乳食レシピ”blog



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