養育費の未払いが続いていたある日のこと。みちると子どもたちが暮らすアパートにやば男が現れ、「お詫びと言ってはなんだけど……」と有名なパン屋で買ったというフランスパンを差し出します。
「お詫びになるわけないでしょ」とフランスパンを突き返したみちるは「今日、給食費だけでも払って」——。自分ひとりの収入だけでは経済的に苦しく、小学校に通う息子の給食費の支払いが間に合わないかもしれない状況だったのです。
それでもやば男は「帰りの高速代しかなかった……」と財布をポケットにしまい、一銭も払わずに帰ってしまい……?
給食費の支払いに頭を悩ませていると、まさかの不倫相手が…?



























※離婚届を配偶者の同意なく作成・提出する行為は、有印私文書偽造罪や偽造私文書等行使罪などに問われる可能性があります。前もって「不受理申出」の手続きをおこなうことで、本人の意思に基づかない離婚届が受理されることを防ぐことができます。
同じアパートに住む鈴木さんが呼んできたのは、警察官……。
交番で事情を聞かれている最中にもみちるのことを理不尽に責め立てる不倫相手は警察官から厳しく注意され、文句を言いながら帰っていったのでした。
不倫相手の言うことはどれもこれもひどすぎますが、「子どもの面会を口実に夫婦の再構築狙うの、やめてくださいよ」という主張……! これはみちるを傷付けるだけでなく、子どもの権利をないがしろにする、あまりにも身勝手な発言です。
子どもと離れて暮らしている父母の一方が子どもと定期的・継続的に会ったり、連絡を取り合ったりすることを「親子交流(面会交流)」と言い、法務省は「親子交流は子どものためのもの」としています。両親が離婚や別居をしていても、子どもが“両親のどちらにも愛されている”という実感を持てるようにするための大切な仕組みであり、第三者である不倫相手が口を挟み、制限していいものではありません。
鈴木さんが警察官を呼んできたのも、ただごとではない空気を感じ取ったからこそ。警察官の注意によって不倫相手は帰っていきましたが、こうした突然の訪問には強い精神的苦痛が伴いますよね。
もし、みちるのような事態に直面した場合には法のプロである弁護士などに相談し、無理に相手にしないことが大切。無料の法律相談を受け付けている自治体は多く、法律的な観点から、自分や子どもを守るためのアドバイスしてもらえるはずですよ。
岡田ももえ
