退院に向けて始めた在宅介護の準備
義母は入院中にウイルス性の病気にかかり、その影響で認知症のような記憶障害が残りました。退院後は義父もいる自宅で過ごさせてあげたいと思い、在宅で生活できるよう準備を進めました。ホームヘルパーや配食サービス、デイサービスなどを利用できるよう計画し、無理なく生活できる環境を整えたつもりでした。
すべてを拒否した義母の行動
しかし、実際に自宅へ戻ると状況は一変します。義母は「自分でできるから」と言い、私たちに相談することなくデイサービスへ断りの電話を入れてしまいました。
さらに、訪問したヘルパーさんを家に入れなかったり、義父にヘルパーさんに来ないよう伝えさせたりと、次々にサービスを断っていきました。
人との関わりに感じた戸惑い
服薬の確認だけは必要だと思い電話を続けましたが、「できているから大丈夫」と言われ、「どうして電話してくるの?」と冷たく返されてしまうこともありました。
これまであまり人との関わりが多くなかったのかもしれませんが、介護に来てくださる方への接し方や断り方に驚き、強い戸惑いを感じました。
まとめ
今回の経験を通して、人に支えられて生活していることや、その一つひとつに感謝する大切さを実感しました。良かれと思って準備したサポートが拒絶されたときは、やり場のない悲しみを感じましたが、義母にとっては「自分でできる」というプライドこそが、生活の原動力だったのかもしれません。
介護という正解のない日々の中で、こちらの「こうしてあげたい」という思いを押し通すのではなく、相手への敬意を忘れずに、ちょうどいい距離感を探り続けていきたいと感じています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:柚木こはる/50代女性・パート
イラスト:藤まる
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年4月)
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