産後の貧血に良いと聞いて
出産後、貧血が続いて体調が悪く、困っていました。助産師さんからレバーが貧血に良いと聞いたところ、ある日、夫が値引きされていた鶏レバーを買ってきて、夕食に調理してくれたのです。体に良いものを用意してくれたのだと思い、私はありがたくいただきました。
その夜から、体調が一気に悪化
ところがその後、高熱が出て下痢も止まらず、だるさもずっと続きました。とにかく体がつらく、横になっていても苦しいほどでした。夫に確認しても、「しっかり火は通した」と繰り返すばかりでした。
私は信じるしかなく、内科を受診しました。新型コロナもインフルエンザも陰性でしたが、だるさは続き、下痢もなかなか治まりませんでした。
母乳もあげなければいけないのに、自分の体は思うように動きません。産後の体でその状態は本当に苦しく、とてもつらかったのを覚えています。
夫を信じたいのに、気持ちは変わってしまって
明確な診断はつきませんでしたが、私の中では、あの鶏レバー以外に思い当たるものがありませんでした。だからこそ、夫の「しっかり火は通した」という言葉も、もう素直には信じられなくなってしまったのです。
夫の「火は通した」という言葉を信じ、レバーのせいではなく別の病気かもしれないと思って受診しましたが、あれほど苦しい思いをしたことで、気持ちは大きく変わってしまいました。
まとめ
夫が自分のために動いてくれたことは、本来とても喜ばしいことです。しかし、産後の体は非常にデリケートで、普段なら大丈夫なことでも大きなダメージにつながる場合があります。
相手を信じる気持ちはもちろん大切ですが、それと同じくらい、自分の健康を守るために「今の自分に合っているか」を冷静に判断する勇気も必要なのだと学びました。これからは、感謝を伝えつつも、自分の体を第一に考えた選択をしていこうと強く感じています。
産後の貧血改善とレバー摂取の注意点
産後の貧血改善にレバーは効果的ですが、調理には細心の注意が必要です。特に抵抗力が落ちている時期の食中毒リスクについて解説します。
産後は免疫力が低下し食中毒のリスクが増大
出産後の体は、ホルモンバランスの変化や慣れない育児の疲れ、睡眠不足などにより、通常時よりも免疫力が著しく低下しています。そのため、普段なら発症しないような微量の菌でも食中毒を起こしやすく、かつ症状が重症化しやすい傾向にあります。
鶏レバーに潜むカンピロバクターの脅威
鶏レバーには「カンピロバクター」という細菌が高確率で付着しています。この菌は中心部まで75℃で1分以上の加熱が必要です。表面に焼き色がついていても、中心部が少しでも生焼けだと感染リスクが残ります。特に厚みのあるレバーは、家庭での加熱判断が非常に難しい食材です。
効率的かつ安全に鉄分を補うための工夫
貧血対策としてレバーを食べる際は、中心まで確実に火が通っている「しぐれ煮」や、信頼できるメーカーの「レバーペースト」などが安全です。また、レバー以外にも赤身肉やカツオ、小松菜などを、鉄分の吸収を助けるビタミンCと一緒に摂取することをおすすめします。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修:寺井美佐栄先生(ミサクリニック六本木本院 院長)
著者:吉田南/40代女性・会社員
イラスト:ふるみ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年5月)
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