台所で見た父の思わぬ行動
ある日、父が台所で何かを口に運ぼうとしているのを目にしました。最初はお菓子か何かを食べようとしているのだと思いましたが、よく見ると、父が手にしていたのは洗濯ばさみでした。
認知症が進んでいた父は、物の形や色を見て、食べ物と間違えてしまうことがありました。その瞬間、私は思わず「危ない!」と声を上げ、慌てて父の手から洗濯ばさみを取り上げました。
口に入れる前に気付けたものの…
幸い、父が口に入れる前に気付くことができ、大事には至りませんでした。それでも、もし少し発見が遅れていたらと思うと、背筋が凍るような思いでした。普段から気を付けているつもりでも、家の中には誤って口にしてしまう可能性のある小物が、想像以上に多くあることに気付かされました。
この出来事をきっかけに、私は家の中を改めて見直すことにしました。
家の中の小物や危険物を見直して
その後、家中の小物や危険につながりそうなものを、父の手が届きにくい場所へ移動しました。また、食べ物とそれ以外のものが混ざらないよう、置き場所を分けることも意識しました。父が見た目だけで判断してしまうことがある以上、家族側が先回りして環境を整える必要があると感じたからです。
それまでは「これは食べ物ではないとわかるはず」と、どこかで思っていたのかもしれません。しかし、認知症が進むと、本人にとっては判断が難しい場面もあるのだと実感しました。
まとめ
この経験を通して、認知症の家族を支える上では、日々の小さな環境整備がとても大切だと感じました。ほんのささいな物でも、誤って口にしてしまう可能性があると知り、物の管理や置き場所を家族で共有するようになりました。予期せぬ行動に驚いてしまうこともありますが、まずは落ち着いて対応し、危険を未然に防げる環境を整えていきたいと思っています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:山崎直子/30代女性・パート
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年5月)
※一部、AI生成画像を使用しています。
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