夫は週のほとんどを飲み歩いて帰ってきます。本人は「飲みニケーション」だと言い張りますが、給料や昇進にはまったく反映されていません。
一方で、義母はパチンコ店に通い詰める毎日。お金が足りなくなると、当然のように私のところへやってきます。
2人にはもう少し生活を見直してほしいのですが、まったく聞く耳を持ってくれず、本当に困り果てていました。
私をあてにする夫と義母
最近の夫は、私が独身時代に必死に貯めたお金まであてにするようになりました。結婚後も貯金はしているものの、2人のせいで思うように貯まっていません。このまま生活を見直してくれなければ、私たちの将来は本当に行き詰まってしまいます。
夫にいくら訴えても飲み代を減らす気配はなく、義母をたしなめることすらしてくれません。ついに我慢の限界を迎えた私は、意を決して義母と直接話し合うことにしました。
決して追い詰めるようなことは言っていないつもりですが、義母は「嫁から意地悪された」と夫に泣きながら電話をしたようです……。
パチンコ代さえ減らせば、そもそも援助なんて必要ないはず。それなのに、この話題になると義母は逆上して話どころではなくなり、気が付けばまるで私が悪者のように扱われていました。
私のせいでノイローゼに!?
何の進展もないまま数カ月がたったころ、突然、夫から連絡があり、離婚しようと言われました。夫は義母と一緒に病院にいるそうです。
「お前からの嫌がらせで母さんがノイローゼになった。母さんを大事にできない人とは離婚する」
夫は、私が義母に文句を言ったり、ひどい言葉で罵倒したりしていたと言い張りますが、私にはそんなことをした覚えは一切ありません。
「そんな嘘で騙せると思ってるの?」と否定すると、「しらばっくれるな!」と話を遮る始末……。
夫曰く、義母は大好きなパチンコもできないほど思い詰めているとのこと。ですが私は、近所のパチンコ店に入っていく義母を昨日見かけたばかりです。あまりに見え透いた嘘でした。
よほど、私が義母に直接注意したことが気に食わなかったのでしょう。
夫が離婚をたくらんだきっかけは…
夫と義母の不自然な言動に、私はある仮説を立てました。彼らは自分たちが優位な立場に立って離婚を申し立て、私から慰謝料を巻き上げようと画策しているのではないか——。
数日前、私の通帳が開かれた形跡がありました。きっと私の貯金額を見て、それを慰謝料として奪い取ることを思いついたのでしょう。
冷静になって考えれば、彼らの魂胆ははっきりと見えてきました。“義母いじめ”をでっち上げ、私からお金をむしり取ろうとしていたのです。あまりに安易な作戦に、私は思わず笑ってしまいました。
その魂胆をそのまま指摘すると、夫からの返信が急に止まりました。少しして、慌てて取り繕いながら、離婚要求を撤回してきましたが、私は謝罪だけを受け入れ、関係の再構築は断固拒否したのです。
慰謝料を払う気は毛頭ありませんが、離婚には大賛成です。その後、何度も話し合いを重ね、最終的に離婚を成立させました。あんなことをされて、許せるはずがありません。
今思うと、あの結婚生活の間、どうしてあんなに頑張っていたのか不思議でなりません。当時は夫のことが好きで、家庭を守りたいと思っていたのは事実ですが……。
これからの人生は自分を犠牲にせず、前向きに過ごしたいと思います。
◇ ◇ ◇
家族の将来を思い、必死に家計を守ろうと奮闘していたからこそ、夫と義母の信じられない裏切りには、言葉にできないほどのショックを受けられたことでしょう。
お金は毎日の生活の基盤だからこそ、どちらか一方が我慢するのではなく、日ごろから同じ目線に立つことが大切ではないでしょうか。「将来のために、今は夫婦で一緒に貯金を頑張ろうね」とポジティブな目標を共有して、足並みを揃えていけるといいですね。
【取材時期:2026年5月】
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。