担当プランナーへの違和感
私は26歳のとき、1歳年上の夫と結婚しました。私たちは親族と親しい友人だけを招く、アットホームな人前式を希望していました。
いくつかの式場を見て回りましたが、最終的に私たちが選んだのは、準備から当日までの親身なサポートが魅力の式場です。少人数婚を得意としており、私たちの希望を丁寧に形にしてくれそうだと思い、その式場に決めました。
ところが、打ち合わせを重ねるうちに、担当の女性プランナーに少し違和感を覚えるようになりました。
例えば、私が「この演出はできますか?」と質問しても、担当プランナーはなぜか夫のほうを向いて説明することがよくありました。また、私の希望にはあっさりした反応なのに、夫の意見には大きくうなずいたり笑顔を見せたりすることが多かったのです。
もちろん、私が考えすぎなだけなのかな、とも思っていました。ただ、夫にその違和感を話すと、「言おうか迷ってたけど、僕もちょっと気になってた」と少し困ったような表情を浮かべました。
担当変更を考えたものの…
違和感は小さなものばかりでしたが、打ち合わせのたびに積み重なっていきました。そこである日、式場責任者と話す機会があった際、それとなく相談したのです。
すると数日後、責任者と担当プランナーがそろって私たちに謝罪してくれました。そのうえで、責任者から「必要であれば担当変更も可能です」と説明されたのです。
しかし結婚式まではあとわずか。私たちとしても大事にしたいわけではありませんでしたし、ここで担当を変えればかえって気まずくなってしまう気もしました。
何より、丁寧に謝罪までしてくれたのです。私たちは「きっと悪気があったわけではないのだろう」と思い、そのまま担当を続けてもらうことにしました。
新郎新婦入場で…会場からどよめきが!
そして迎えた結婚式当日。当日は担当プランナーが介添えも兼ねており、朝からずっと私たちのそばでサポートしてくれていました。
入場を目前に控え、緊張しながら待機していた私。すると、担当プランナーがこう声をかけてきたのです。
「メイクが少し落ちちゃっているので、整えておきますね」
私は特に気にすることもなく、そのままお願いしました。ところが、いざ入場すると、何人かのゲストが顔を見合わせたり、驚いたような表情を浮かべたりしているのが目に入ったのです。
「何かおかしいのかな?」と思いながらも、式はそのまま進行しました。
異変に気づいたのは、挙式を終えて披露宴の準備をしていたときです。ヘアメイク担当の方が私の顔を見るなり、「メイク、どなたか触りましたか?」と尋ねてきました。挙式前の出来事を説明すると、すぐに鏡を見せられました。
そこに映っていた自分の顔を見て、私は思わず言葉を失いました。チークは不自然なくらい濃く、口紅は事前の打ち合わせとはまったく違う真っ赤な色になっていたのです。幸い、披露宴が始まる前にヘアメイク担当の方がきれいに直してくれました。
しかし、披露宴中も担当プランナーから、「そのドレス、写真だとどう映るんでしょうね」「あんまり泣きすぎると、メイクが崩れますよ」などと冷たく言われ、そのたびに気持ちが沈んでいきました。
判明した担当プランナーの本音
無事に披露宴が終わったあと、夫にメイクのことや、当日担当プランナーからかけられた言葉について打ち明けました。すると夫は表情を変え、「それはおかしい」と責任者へ話をしてくれたのです。
責任者も最初は信じられない様子でしたが、担当プランナーに確認したところ、自らの行動を認めたそうです。
さらに聞き取りの中で、私たちが責任者へ相談したことをきっかけに、自分の仕事ぶりを否定されたように感じていたこともわかりました。本人は感情的になり、「少し困らせてしまおうと思った」と説明したと聞いています。
後日、私たちは式場から正式な謝罪を受けました。
もちろん嫌な思い出がまったくないとは言えません。それでも、料理や演出を含め、式場にはたくさんの希望を叶えてもらいましたし、多くのスタッフの方には感謝しています。
そして何より心強かったのは、夫が最初から最後まで私の味方でいてくれたことでした。
結婚式は一日で終わりますが、結婚生活はその先も続いていきます。あの日、迷わず私を信じてくれた夫を見て、「この人と結婚してよかった」と心から思いました。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!