「婚約したばかりなの♡」指輪を見つめる彼と女性→私も♡彼が涙目に

私私は都内で小規模なコンサルティング会社を営む32歳です。起業したてのころは軌道に乗るまで苦労しましたが、今では取引先にも恵まれ、ある程度安定した経営ができるようになりました。
数年前から自社のPRも兼ねてビジネス系の情報発信をSNSで始め、今ではオンラインサロンを運営するようになり、少しずつ応援してくださる方が増えていきました。
そんな私が婚約したのは、同業で会社を経営している同い年の彼でした。知人に誘われ、参加した経営者の交流会で出会い、誕生日が同じだったことで話が弾み、交際3カ月ほどで双方の両親へのあいさつも済ませました。
彼のご両親もとても朗らかな方で、彼の母とは連絡先を交換して、ときどきメッセージのやり取りする間柄になりました。
スマホを手放さなくなった彼
交際が始まってしばらくしたころ、彼の会社の業績が落ち込み、資金繰りに苦労している時期がありました。私は少しでも力になりたくて、自分の会社の一部業務を彼の会社に発注する業務委託契約を結んだのです。そのおかげで彼の会社はなんとか持ち直し、お互いを支え合える関係になれたと感じていました。
ところが、入籍を見据えて同棲を始めたころから、彼の様子が少しずつ変わっていきました。片時もスマホを離さず、家にいてもずっと画面ばかり見ているのです。話しかけても上の空で、トイレやお風呂にまでスマホを持ち込むようになりました。
理由を聞いても「仕事の連絡だから」の一点張り。ある晩、夕食中に彼のスマホが何度も鳴り続けていたので、出なくていいのかと尋ねたところ、急に声を荒げられました。
「いいって言ってるだろ。仕事なんだからいちいち口を出すな」
普段は穏やかな彼らしくない反応に、私は違和感を覚えました。それから1カ月ほどたった日曜日のことです。彼は休日出勤だと言って出かけていきました。最近は平日も連日のように会食で帰りが遅く、体を心配する私に「大丈夫だから」とそっけなく返す彼。
その日の出がけに、「取引先の関係者が君のファンらしいから、ノベルティにサインを書いてほしい」と、私が運営するサロンの会員に配っているエコバッグを差し出してきたのです。仕事の付き合いならと、私は何の疑いもなくサインをして送り出しました。
高級宝石店の買い物袋
彼が出かけたあと、掃除のついでにクローゼットを整理していると、奥から高級宝石店の買い物袋が出てきました。ちょうど私たちの誕生日が近かったので、きっとプレゼントを先に買っておいてくれたのだろうと思い、見なかったことにして、そっと元の場所に戻したのです。
その夜、帰宅した彼はクローゼットの中の配置が変わっていることに気づいたようで、血相を変えてリビングに戻ってきました。
「なぁ、クローゼット開けた? 正直に言って」
私が開けたことを認めると、彼は早口でまくし立ててきたのです。「あれは君への誕生日プレゼントだ」「君の誕生石じゃないけど、色が君に似合うと思って選んだブレスレットだ」「勘違いしないでほしい」「サプライズが台無しだ」「これは返却して違うものを選び直す」などと矢継ぎ早に……。
聞いてもいないことまで言い訳めいた説明をする彼の姿を見て、私の中で疑念が確信に変わりました。やましいことがなければ、慌てる必要はないはず。スマホへの執着、休日出勤、見られたくないプレゼント……ほかの女性の影を感じざるを得ませんでした。
決定的な証拠をつかめないまま2週間ほどが過ぎた日曜日、彼が再び「休日出勤だ」と告げて家を出ました。それから数時間後、私のスマホに都内で働く弟から電話がありました。
「今、銀座なんだけどさ、姉ちゃんの彼氏が別の女と歩いているぞ。写真送るわ」
送られてきた写真には、楽しそうに笑う彼と見知らぬ女性の姿が写っていました。私は急いで支度をし、弟がいる銀座へと向かいました。
宝石店での鉢合わせ
弟と合流し、2人が入っていったという店に向かうと、そこは以前クローゼットで見つけた買い物袋の高級宝石店でした。店内に入り、奥へ進むと、聞き覚えのある声が響いてきました。
「このダイヤ、大粒できれいだね」
ショーケースの前に立っていたのは、間違いなく彼でした。そして隣には、写真に写っていた女性が寄り添っていたのです。
「おいおい、値段見ろって〜これはさすがに買えないよ〜この前のブレスレットもけっこう奮発したんだからな」
「じゃあ婚約指輪は、よく言う給料3カ月分ってことで♡」
そう仲睦まじげに話す2人を見て、頭の中が真っ白になりました。私に買ったと言い張っていたブレスレットは、やはりこの女性に渡したものだったのです。
ふと振り返り、私の存在に気づいた彼は、口をパクパクさせ、固まりました。一方、女性のほうは、私に気づくと急に表情を輝かせたのです。
「え!? もしかして、◯◯さんですか。私、大ファンなんです! こんなところで会うなんて偶然ですね! お買い物ですか?」
事情が見えない彼女は、無邪気に話し続けました。「彼から幼なじみで起業して頑張っているインフルエンサーがいるって聞いて、そしたらそれが、いつも私がSNSで見てる◯◯さんだったんです〜!」と。
さらにうれしそうに、「先日もらったサイン入りエコバッグのお礼も言いたかったんです!」と話してくれました。聞けば聞くほど、彼が私の存在を利用して彼女の気を引いていたことがわかりました。
「私たち婚約したばかりで、婚約指輪、このくらいのものがいいなって話してたんです♡ ◯◯さんも挙式に招待させていただいていいですか? ぜひ来てくださいね♡」
そう言って、彼との関係を教えてくれた彼女に私は、一度深く息を吸い、できるだけ落ち着いた声で答えました。
「へぇ、そうなんですね。実は私も、彼と婚約してるんです」
すると、彼女の表情は一瞬で凍りつき、彼は顔面蒼白の涙目。弟は私の隣であきれたようにため息をついていました。
「私は彼のご両親とも面識があって、お母さまとはときどきLINEでやり取りしているんですよね……」
私がそう告げると、彼女はゆっくりと彼のほうを振り返りました。
「どういうこと? 幼なじみじゃなかったの?」
彼女は怒気をはらんだ口調で彼を問い詰めました。あとから聞いた話では、彼女も最近彼の発言の矛盾が気になっていて、本気度を確かめるために婚約指輪を見に来たのだと言っていました。
彼は「出来心だった」と繰り返し頭を下げましたが、私にも彼女にも、もう許す気持ちは残っていませんでした。彼女とは連絡先を交換し、私はその場で婚約解消を告げて店を出たのです。
裏切った彼の末路
後日、弁護士に相談し、私は彼の不誠実な行為によって婚約関係を壊されたとして、慰謝料を請求しました。婚約者がいることを知らされず、結婚を前提に交際していた彼女も、弁護士に相談し、慰謝料請求が可能か確認することになりました。私は自分の会社と彼の会社との業務委託契約も、契約書の条項に沿って正式な手続きで解除しました。
トラブルの経緯は業界内でも噂になり、彼の会社の業績は再び悪化していったと人づてに聞きました。取引先である私の会社を裏切り、嘘をついて複数の女性と結婚話を進めていたという話は同業者の中でも広まり、彼の信用は大きく損なわれました。
私のほうは職場近くに引っ越し、生活を整え直しました。少し時間を置いてから、弟の紹介で誠実な男性と出会い、今は彼と真剣交際中で、心穏やかな日々を過ごしています。
◇ ◇ ◇
婚約者の小さな違和感を「気のせい」と流さずに向き合ったことで、結果的に大きな裏切りから自分を守ることができました。スマホへの執着、不審な休日出勤、言い訳めいた態度といった兆候は、積み重なれば誰の目にも違和感として映りますよね。
婚約者に限らず、自分の身近な人に何らかの違和感を覚えたときは、見て見ぬふりをせず、信頼できる家族や友人に話を聞いてもらったり、必要に応じて専門家に相談したりして、事実をたしかめ、その人との関係をどうすべきかを冷静に判断したいですね。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
1つ目のエピソードでは、婚約者の不自然な行動に違和感を抱いた女性が登場します。信じたい気持ちとは裏腹に募る不安。そして弟から届いた1枚の写真によって、その不安は現実のものとなってしまうのでした。
続く2つ目のエピソードでは、仕事が忙しいという婚約者の言葉を信じていた女性が登場します。しかし妹が抱いた小さな違和感をきっかけに調査を進めたことで、婚約者が隠していた衝撃の事実が明らかになってしまい……。
出張ばかりの婚約者→妹「怪しくない?」調査結果に絶句!判明したのは…

彼と付き合って3年、同棲を始めて1年が経ちます。2カ月後には入籍を控え、式場の準備や新居の相談などで忙しくも幸せな毎日を送っている……はずでした。
婚約者は「重要なプロジェクトを任された」「出張が増えた」と言って、週の半分は家に帰ってきません。結婚式の打ち合わせも私ひとり……。「仕事なら仕方ない」「私の生活を支えるために頑張ってくれている」と自分に言い聞かせ、寂しさを紛らわせていました。
ある日、結婚のお祝いを兼ねて妹が遊びに来ました。私が彼の不在がちな状況を話すと、妹は険しい顔で言いました。「出張ばかりっておかしくない? 本当に仕事なの?」
妹の言葉に、胸の奥で燻っていた不安が広がりました。そういえば彼は、家にいるときもスマホを片時も離さず、誰かと連絡を取り合っていたのです。
その夜、思い切って婚約者に「本当に仕事なの?」と聞くと、彼は大きなため息をつき、「俺だって好きで家を空けてるわけじゃない」と不機嫌さを露わにしました。
「お前との生活のために必死で働いてるのに、そんな言い方ひどくないか?」被害者ぶる彼の態度に罪悪感を刺激され、私はそれ以上何も言えなくなってしまいました。
衝撃の調査結果
心配した妹は、私のために探偵事務所へ調査を依頼。「覚悟して聞いてね」と渡された報告書には、信じられない事実が記されていました。
報告書に添えられた写真を見て、私は言葉を失いました。そこには、彼が見知らぬ女性と小さな子どもに囲まれ、一軒家で仲睦まじく過ごす姿が写っていたのです。
「お姉ちゃん、彼は独身じゃない。妻子持ちの既婚者だったの」
妹の言葉に、頭が真っ白になりました。私との結婚話はすべて嘘。私は「婚約者」だと思い込んでいただけで、実態は単なる「都合のいい不倫相手」として3年も時間を奪われていたのです。
偽りの婚約者への反撃
彼の裏切りに、私の愛情は一瞬で憎しみへと変わりました。泣き寝入りなんて絶対にしません。私は妹と協力し、彼が「出張」と偽って帰宅している「本当の家」へ向かうことにしたのです。
インターホンを押すと、写真に写っていた奥さんが出てきました。私は意を決して「大切な話があります」と告げ、単刀直入に彼とのLINEや式場の予約票を見せました。
最初は怪訝な顔をしていた奥さんでしたが、具体的な証拠を目にするにつれ、みるみる顔色が真っ青に……。私は自分が婚約者だと思わされていたこと、2カ月後に結婚する予定だったことを伝えました。
奥さんはショックのあまり、声も出せない様子でした。無理もありません。私だってつらい気持ちでしたが、同じ被害者である奥さんを傷つけてしまったことに、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
すると、玄関先の重苦しい空気を察知したのか、奥から婚約者の彼が顔を出しました。私と妹、そしてすべてを悟った奥さん。3人の視線を一身に浴び、彼はその場で凍り付いたように立ち尽くすばかりでした。
苦しい言い訳
「違うんだ、説明させてくれ!」と彼は叫びましたが、もう手遅れです。「どっちも大切で、選べなかったんだ」「タイミングを見てちゃんと話そうと思ってた」などと、保身のための見苦しい言い訳を繰り返す彼。その姿に、残っていた情すら完全に冷え切っていきます。
「私との結婚も、奥さんへの愛も、全部嘘だったんだね。もう二度と顔を見せないで」と私。事態を把握した奥さんも、子どもを連れて実家へ帰る準備を始めました。
そんな奥さんを見て、彼は私に「お前だけを愛してる、結婚しよう!」と縋り付いてきましたが、そんな言葉に価値などありません。
きっと私が彼の家をあとにしたら、今後は奥さんにすがるのでしょう。
婚約者の末路
その後、私は彼に対して「貞操権侵害(独身と偽って関係を持ったこと)」と精神的苦痛への慰謝料を請求しました。
彼は奥さんから離婚を突きつけられ、多額の慰謝料と養育費を請求されているそうです。私は慰謝料の減額を交渉されましたが、受け入れられるわけがありません。
2人の女性を騙し続けた代償は、あまりにも大きなものとなりました。
結婚直前の破局はつらい経験でしたが、あのまま騙されていたらと思うとゾッとします。私の目を覚まさせてくれた妹には、感謝してもしきれません。
◇ ◇ ◇
「信じること」は大切ですが、ふと感じた「小さな違和感」を見過ごしてはいけません。それは自分自身を守るためのシグナルかもしれません。
今回のつらい経験を糧に、次は心から信頼できる誠実なパートナーと、穏やかな幸せを手にしてほしいと願うばかりです。
※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
いかがでしたか?
今回は、結婚を目前に婚約者の裏切りが発覚した女性たちのエピソードをご紹介しました。
信じていた相手の裏切りを知ることは、とてもつらいものです。しかし2人とも、小さな違和感から目を背けることなく向き合ったことで、結婚前に真実を知ることができました。つらい現実ではありましたが、あこのまま知らずに結婚していたら、さらに大きな傷を負っていたかもしれません。
自分が感じた違和感を見過ごさずに向き合うことの大切さを改めて考えさせられるエピソードでした。