友人を紹介したら…
これは、幼なじみの男友だちに大学時代の女友だちを紹介したことから始まった、少し苦い恋愛トラブルです。
当時、男友だちは「まったく出会いがない」とよく話していました。そこで私は、大学時代からの女友だちを誘い、数人で会う場を設けることに。彼女は明るく感じの良い人で、初対面の場でもすぐに打ち解けられるタイプです。
実際、合コンの雰囲気は悪くなく、男友だちも彼女のことを気に入った様子でした。私は「うまくいくかもしれない」と、内心ほっとしていたのですが……問題はその後の彼の言動でした。
合コンが進むと、男友だちは彼女に対して「俺のこと好きになれよ」「付き合うだろ?」など、強引なアプローチを始めたのです。男友だちは長いこと彼女がいなかったので、久しぶりの出会いに気持ちが高ぶり、距離感を誤ってしまったのかもしれません。
その場で軽く注意したものの、男友だちは舞い上がっていたのか、あまり気にしていない様子でした。
女友だちから「怖い」と相談が
合コン後、女友だちから私に相談のメッセージが届きました。連絡先を交換したものの、男友だちから頻繁にメッセージが届き、どう対応すればいいのか悩んでいるとのこと。
「今何してる?」「会いたい」「返信まだ?」「おーい、無視?」など、1日に何通もメッセージが届くようになり、女友だちはかなり困っているようでした。
私は、どちらも大切な友人だったため複雑な気持ちになりました。ただ、女友だちが不安を感じている以上、無理にやりとりを続ける必要はありません。最終的に、私は女友だちの気持ちを尊重することに。彼女は男友だちの連絡先をブロックしました。
すると今度は、感情的になった男友だちから「なんでブロックされたんだよ! 会わせろよ!」と、私に電話がかかってきたのです。私は男友だちの気持ちを落ち着けるため、「好きになるのは自由だけど、相手の気持ちを考えずに連絡を続けたら、怖がられてしまうこともあるでしょ?」と伝えました。
絶交と言ってしまい
しかし、男友だちはなかなか納得してくれませんでした。それどころか、「お前が紹介したんだから責任取れよ!」と言い出したのです。
その言葉を聞いた瞬間、私は冷静ではいられなくなり、思わず「もう私たちは絶交だから!」と言い返してしまいました。私が紹介したことで女友だちに嫌な思いをさせてしまった申し訳なさもあり、男友だちの言い分に腹が立ってしまったのです。結局、私たちはしばらく距離を置くことに。
数カ月後、男友だちとは何とか仲直りしました。今振り返ると、お互いに感情的になりすぎていたと思います。冷静になった彼は当時を振り返り、「あのときは相手の気持ちを考えられていなかった」と反省していました。
数年後、男友だちは別の女性と出会い、今では家庭を持っています。一方の女友だちは仕事に打ち込んでいるようです。
結果的にそれぞれ前に進むことができましたが、当時の私は、友人同士を紹介することの難しさを痛感しました。うまくいけばうれしいことですが、相性や距離感を見誤ると、誰かが嫌な思いをしてしまうこともあります。
軽い気持ちで「紹介してあげる」と言うのではなく、相手同士の性格や距離感をよく考えることが大切なのだと学んだ出来事です。
著者:岡田圭/30代女性・新卒で編集プロダクションに入社後、女性誌やウェブを中心に恋愛や人間関係などのテーマで数多くコラムを執筆。
イラスト:にしこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年12月)
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