学生のころから「高級レストラン」に憧れ
私たちは学生時代から仲が良く、学生時代はよく「大人になったら高級レストランとか行ってみたい」などと話していました。大人なイメージに憧れていたのだと思います。そんなとき、行ってみたいと思っていた高級フレンチのお店に、キャンセルで予約枠が出たことを知りました。
私はすぐに友人に連絡し、お互いの都合もよかったので急いでそのお店を予約。幼いころから憧れていた「高級レストランでの食事」に友人と行けることを楽しみにしていました。
前日に…「予約枠、増やせない?」
すると、約束の前日に友人から連絡が届きました。
「彼氏も連れていきたいから、予約人数をひとり増やせない?」と。
私が今回予約したお店はコース料理のみのお店。しかも、前日に人数を変更することはお店に迷惑がかかってしまうと思いました。その旨を伝えると、「聞くだけはタダなんだし、聞いてみてよ」「いいお店なんだから、お客様へも柔軟に対応してくれるでしょ」と、私には理解できない発言が飛び出してきました。
そのように言われても、さすがにお店に申し訳ないと思い「それはできない」「彼氏さんも私がいたら気まずいと思うし」と断ると、彼女からは「わかったよ」と納得いっていないような返事が届きました。楽しみにしていた食事でしたが、前日にモヤモヤとした気持ちになってしまいました。
そして当日、信じられないことが起きたのです。
予約時間に行くと、そこにいたのは…
私の名前で予約をしていたので、レストランに着いたら個々でお店に入ろうということにしていました。
当日、予約の時間5分前くらいにレストランに着き、予約名を伝えると……「2名の〇〇さまは、もういらしているようですが……」とスタッフさんに言われてしまいました。「え?」と思い、遠くから席を確認させてもらうと……そこに座っていたのは、友人と見知らぬ男性。しかもすでにテーブルの上には、料理や空いたワインボトルが並んでいました。
スタッフの方に聞くと、2人は予約時間の30分前にきたのだとか。無理を言って席を準備してもらったのでしょう。私は言葉を失いました。
スタッフの方が、きっと厚意で「もう1席用意しましょうか?」と聞いてくれたのですが、怒りや悲しみ、申し訳なさとさまざまな気持ちが混ざって……「いえ、結構です」と、私はそのままレストランを後にしました。
お店から出て、私は友人に電話をかけました。
私「どういうこと?」
友人「ごめん、彼氏と来ちゃった♡ 今日は交際1年記念日だから。親友ならわかってくれるよね? 予約譲ってくれるでしょ?」
本当に友人の言葉は理解に苦しみました。ただ、きっと「何を言っても無駄なのだろう」ということだけわかって……。
「わかった。帰るね。2人で楽しんで。料金はコース3万円だから、2人で6万円です」
そう金額を口にすると、友人は驚きの声をあげました。金額については事前に伝えていましたが、何をもってそう勘違いしていたのかわかりませんが、彼女は「予約の時点で私が払っている」と思い込んでいたようです。先払いしていたとしても、私が全額奢るとは言っていないのですが……。
友人の言葉に幻滅
友人は明らかに動揺した声色で「え、そんなにするの? 彼氏、手持ちあるかな…」と口にしていました。そして少し間があった後、彼女から「やっぱり、彼氏帰すから、2人で食事しない?」と言われたのです。その際、今後も彼女と友人関係でいることは難しいとスッパリ気持ちが離れました。
「もうお店にも戻らないし、友だちにも戻らないから。2人で楽しんでね。じゃあね」と連絡を区切り、彼女の連絡先を削除。気持ちを切り替え、帰路につきました。
学生時代から仲の良い友人で、学生時代はこんな一面を見たことがなかっただけに、彼女の行動にはがっかりした気持ちになってしまいました。もう彼女と連絡を取ることはないはずです。行きたかった高級フレンチのお店は、また別の機会に行ってみたいと思っています。
イラスト:わかまつまい子
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!