5年前、事故で両親を亡くしました。当時、結婚を約束していた彼が葬儀に参列してくれたのですが、それをきっかけに2歳年下の妹が彼に一目惚れし、猛アタックの末に略奪……。
妹は学生時代から私の彼をことごとく奪ってきた過去があり、私も警戒はしていたのですが、まさか両親の葬儀の場でそのようなことが起こるとは想像もしていませんでした。
この出来事を機に、私は妹と一切の連絡を絶ち、自分の結婚も報告しないまま過ごしていました。
5年ぶり!? 妹とまさかの再会
ある日のこと。夫婦でスーパーに行き、買い物を済ませて荷物を車に積んでいると「お姉ちゃん……?」と声をかけられました。
振り返ると、そこには妹の姿が! 突然のことに動揺する私を前に、妹は夫の顔をチラッと見て「結婚してたの!?」と驚きの表情を浮かべます。
私は、5年前の出来事があったため結婚を報告する気にはなれなかったと言い残し、その場を去ろうとしました。
すると妹は「あのときはどうかしていた。本当に申し訳ないと思っているの。ごめんなさい……」と頭を下げてきたのです。妹の謝罪に違和感を覚えましたが、妹いわく「大人になって反省した」とのことで、仲直りをしたいと言います。
妹は今、パートナーと言える人はおらず、近くでひとり暮らしをしているそう。今後、結婚はしないかもしれないから、せめて唯一の家族である私とはつながっていたいと話します。
少し戸惑ったものの、妹も反省したのだと気持ちを切り替えて連絡先を交換。週末にわが家で食事をする約束をしました。
私と夫、妹とで食事を囲みながら楽しい時間を過ごしたのですが……。
妹は変わっていなかった!?
その数週間後、家で仕事をしていると妹から電話がかかってきました。用件は新しい彼氏ができたという報告。食事をしながら彼氏を紹介したいとのことです。
それだけなら良かったのですが、妹は家の購入のお祝いもしたいと言いました。
私たち夫婦は先日、新築一軒家の購入を決め、話を進めている最中でした。ですが、私は購入に乗り気ではなかったため、まだ誰にも言っていません。それなのに、なぜ妹がそのことを知っているのでしょう……。
不思議に思っていると、妹が衝撃的なことを言ってきたのです。
「もう黙っているの限界かも♡ 月収100万円の旦那さんと一軒家、も~らい! ごめんね、お姉ちゃん!」
そう言って、妹は紹介したい彼氏というのが、夫であると笑って言ったのです。
妹は結局、5年前と変わっていませんでした。それを見抜けなかったのは、私の落ち度でもあります。欲しいものは、どんな手を使ってでも奪おうとする妹。もうどうしようもありません。
新居にはある条件が……
「……別にいいけど。好きにすれば?」呆れ果てた私は、冷ややかにそう言い放ちました。
「やさしい! さすがお姉ちゃん♡」妹は完全に開き直っていて、私に謝罪をすることもありません。
その後、帰宅した夫からも、離婚してほしい、新居には妹と住むから出て行ってと言われました。私は弁護士を立てて慰謝料や財産分与の手続きをきっちり進め、離婚届にサイン。すぐに引っ越し先を見つけて、私の結婚生活は終わりを迎えたのです。
実のところ、遅かれ早かれ離婚をするつもりでいました。なぜなら、今回の新居購入は夫が勝手に義両親との同居を決めて進めたもので、私は納得していませんでした。
それに、不安要素がもうひとつ。私の仕事が軌道に乗り始めたころから、夫は仕事を転々とするようになりました。
妹には月収100万だと伝えているようですが、それは私の収入。夫はその10分の1にも満たない、学生のアルバイト程度の収入しかありません。
不倫カップルの末路
1カ月ほど経つと、夫の化けの皮が剥がれたようです。案の定、妹から何度も電話がありました。
妹はありとあらゆる謝罪の言葉を並べ、「あの男に騙されたの、お金がなくて生活できないから助けて!」と泣きついてきましたが、私は「自業自得だよ」とだけ言い、連絡先をブロック。
その後、妹や元夫がどうなったのかは知りませんが、購入した新居には知らない名前の表札がかかっていたので、あまりいい結末は迎えていないようです。
幸い、私には没頭できる仕事が残っているので、これからは仕事もプライベートも充実した人生を歩んでいこうと思います。
◇ ◇ ◇
他人を不幸にして手に入れた関係は、非常に不安定なもの。奪うことだけに執着した妹には、最終的に家族もパートナーも残りませんでした。
幸せとは誰かから奪い取るものではなく、自分の足で一歩ずつ積み上げていくもの。他人の持ち物を羨むのではなく、自分自身の力で誠実に生活を築き上げることこそが、本当の意味で人生を安定させる唯一の道だと改めて教えられた気がしますね。
【取材時期:2026年5月】
※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。