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流産の心配は?嫌なときは何て言えばいい?妊娠初期〜中期の性生活

助産師・ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、妊娠初期〜中期の性生活についてお話しています。妊娠中は性生活をしても大丈夫か、パートナーに伝えることや注意することなどをわかりやすく解説!

この記事の監修者
監修者プロファイル

助産師榎本美紀
国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー

2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業しました。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援しています。訪問時の相談は、母乳だけではなく離乳食や抱っこひも、スキンケア、寝かしつけなど多岐にわたることも。また、おむつなし育児アドバイザーとして、トイレトレーニングなどの相談も受けています。自身も一児の母として奮闘中です。
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妊娠初期〜中期は、体調が不安定であったり、おなかの赤ちゃんが心配だったりして性生活を楽しめないことがあります。妊娠期間中も、夫婦にとっては大切なことですが、助産師や友だちには聞きづらいところですよね。

 

今回は、助産師の立場から妊娠初期〜中期の性生活についてお話していきます。

 

妊娠中に性生活をしても大丈夫?

妊娠経過が順調で体調が良く、主治医から性行為を控えるように注意を受けていなければ、基本的には問題はありません。過激な性行為などでなければ、性行為が原因で流産することはありません。オーガニズムを感じると子宮が収縮することがありますが、痛みを感じたり流産したりしてしまうほどの強い収縮はないといわれています。

 

妊娠初期〜中期に起こる気持ちの変化

妊娠初期にはつわりやホルモン変化、赤ちゃんのことが心配などで性欲がなくなることがあります。妊娠中期になり体調が安定してくると、回復してくることもあります。しかし、性欲については個人差も大きいと思います。


また、妊娠中は臭覚などの五感の変化で、パートナーの体臭などが生理的に嫌になったりすることもあるようです。一方、パートナーの男性としては、妊娠初期〜中期ですと外観の変化も少なく、お腹の赤ちゃんに対する実感が湧きにくく、性欲が変化せずに夫婦間の温度差が出てくることがあります。


パートナーの誘いに対しても体調が悪いときは素直に伝えて、性行為以外のスキンシップをとることも大切です。また、反対に体調が安定して性生活が大丈夫そうでしたら、伝えることも大切です。一度断られると、きっかけがつかめず躊躇してしまう男性も多いようです。

 

パートナーに伝えること、注意することは?

■清潔にして、コンドームを使用してもらう
妊娠中は免疫が落ちて、膣内が細菌感染しやすくなることがあります。出産時に赤ちゃんに影響することもあるので、入浴後にするなど清潔に気をつけて、コンドームを使用するように伝えていきましょう。

 

■体位を工夫してもらう
男性側に、妊婦さんのお腹を圧迫しないような体位になるように配慮してもらいましょう。子宮への刺激を少なくするために浅い挿入になるようにします。おなかが大きくなってきたら上向きの体制が辛くなるので、背中をクッションなどで起こし気味にしたり、横向きになるのも良いかもしれません。

 

■途中で中止することもあることを伝えておきましょう
下腹部痛があったり、気分が悪くなるなど異常を感じたら無理せずにパートナーへ伝えて、すぐに中止するようにしましょう。安静にして様子をみても、痛みが治らない、出血がある場合は受診するようにしましょう。

 

 

パートナーと性生活についてオープンに話せていないカップルも多いと思います。体調や精神的に不安定になりやすい妊娠期に、お互いを思いあって性生活について話せる環境は、産後の夫婦生活にも必要になってくると思います。
 

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