性器が真っ赤に……!
私には当時5歳の娘と生後5カ月の息子がいました。いつものように子ども2人と一緒にお風呂へ入って、息子の体を洗っていたときのことです。いつもは覆われてまったく見えないはずの性器の先が真っ赤に腫れて、ちょっと顔を出している状態でした。
すぐにでも病院へ連れて行きたかったのですが、すでに時刻は18時半。かかりつけの小児科はもう閉まっていました。触ったときに痛がる様子も気にする様子もなかったので、夜間救急病院へは行かず、お風呂でもさっと洗うだけにしてひと晩様子を見ることに。
診断結果は亀頭包皮炎
翌日受診した小児科での診断結果は、亀頭包皮炎(きとうほうひえん)でした。性器の先と皮の間にたまったばい菌が原因で炎症を起こしてしまう、男の子にはよくあるトラブルなんだそうです。ちょうどおなかの風邪を引いて下痢気味だったので、免疫力が下がっていたことも原因の1つと言われました。
ひどくなると膿が出て、飲み薬や塗り薬が必要な場合もあるのだとか。幸い息子は軽症で薬は不要でした。その代わり、先生からむきむき体操と座浴、小まめなおむつ替えをするように指導を受けました。
座浴のためにベビーバス再登場
小児科で教わったむきむき体操の手順は簡単。性器の先を皮の部分から出してあげて、きれいに洗い流すだけ。最初は洗面器にお湯を張って座浴をしようとしましたが、お風呂が大好きな息子はうれしくなってバタバタ足を動かしてしまい、お湯はこぼれるし今にもひっくり返りそうで本当に危険!
そこで、新生児のときだけ使って今までしまっていたベビーバスを再登場させました。生後5カ月の赤ちゃんが全身浸かるには狭いけれど、おしりを浸けるだけなら十分なサイズ。毎日夕方のお風呂で全身を清潔に洗うことに加えて、3日間は朝と昼もおむつ替えのタイミングにベビーバスの中で座浴させた結果、腫れも落ち着きました。
上の子は女の子だったので、今までむきむき体操とは無縁。今回小児科の先生から教えてもらうまで聞いたこともありませんでした。悪化させることなく早めに完治できたのも、正しいホームケアを丁寧に指導してくださった先生のおかげです。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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イラスト/ののぱ
著者:近藤あいこ
6歳女児と1歳男児の2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。