ミスが続いた私を支えてくれた先輩
入社したばかりのころ、私は慣れない仕事に戸惑い、ミスを重ねて落ち込むことがありました。そんな私に、先輩は何度も丁寧に声をかけ、フォローしてくれました。わからないことを教えてくれたり、失敗した後の対応を一緒に考えてくれたりと、当時の私にとっては、とても心強い存在でした。
本当なら、そのたびに素直に感謝を伝えるべきだったのだと思います。しかし、当時の私は目の前の仕事をこなすことで精いっぱいでした。
焦りから先輩の言葉を遮ってしまい
ある日、また仕事でうまくいかないことがあり、私は強い焦りを感じていました。先輩がいつものように助言をしてくれたのですが、そのときの私は余裕がありませんでした。先輩の言葉を最後まで聞かず、遮るような言い方をしてしまったのです。
その瞬間、周囲の空気が一瞬だけ固まったように感じました。先輩が責めるようなことを言ったわけではありません。それでも、自分の言い方がよくなかったことはすぐにわかりました。
本当はその場で「すみません」と言えばよかったのです。けれど私は、「今は忙しいから後で謝ろう」と自分に言い訳をしてしまいました。
伝えられなかった「ごめんなさい」
その日は結局、先輩に謝れないまま一日が終わりました。
翌週、先輩が別部署へ異動することになりました。最後に見た先輩の背中に向かって、「ごめんなさい」と声をかけようとしました。けれど、喉の奥で言葉が止まり、最後まで口にすることができませんでした。
大きな出来事ではなかったのかもしれません。それでも、助けてもらっていた相手に素直に謝れなかったことは、今でも私の中に残り続けています。
まとめ
仕事の場では、謝意や感謝の言葉ほど「後でいい」と思ってしまうことがあります。けれど、伝えそびれたひと言は、時間がたつほど心に重く残るのだと感じました。あの後悔があるからこそ、今は小さな言葉でも、その場で丁寧に伝えるよう心がけています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:千葉晴彦/50代男性・無職
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年5月)
※一部、AI生成画像を使用しています。
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