問題は中性脂肪?
胃カメラ検査後、診察室に呼ばれ結果を聞くことに。「胃は問題ないですね。ただ血液検査がね」と検査結果が印字された紙を差し出され、
「中性脂肪のところに『H』と記載されていますよね。検査結果表では、基準範囲が30~149mg/dLとなっていますが、あなたは278mg/dLとかなり高いです。検査前日に食べた物の影響ということもありますし、一時的なのかもしれないですが、念のためにまた3カ月後に検査をしましょう」
と言われました。
このときの私は「おそらく一時的なものだろう」と能天気に構えていたのですが、3カ月後の9月の検査では、中性脂肪値はさらに上昇して、なんと300超えに。「この状態が続くと動脈硬化性疾患のリスクが高まるため、12月に血液検査と併せて頸動脈エコーをおこない、血管の状態を確認しましょう」と言われ、がくぜんとしました。
12月の頸動脈エコーでは、頸動脈に明らかな異常は見られませんでしたが、中性脂肪値は372mg/dLと、さらに上昇。医師からは「今回の頸動脈エコーでは、明らかな動脈硬化の所見は見られませんでしたが、今後も注意が必要です。今でしたら、薬を飲まずに、運動と食生活の見直しによる改善を目指せます。甘い物、脂っぽい物を控えて適度に体を動かすようにしてください」とアドバイスを受けました。
気になっていた体重増加
40代後半から体重が着々と増え始め、痩せにくくなった私。48歳から50歳まで勤めていたパート先では、1日平均1万2000歩ほど歩いているにもかかわらず、当時の私は身長159cmで体重57kg前後。少し危機感を覚えつつも「今は更年期が始まり代謝が落ちて太りやすい時期なのだから仕方がない。とりあえずこれ以上太らないようにしよう」と自分に言い聞かせていました。
しかし、50歳でパート先を替えると、駅から近い職場でデスクワーク中心だったので、1日あたりの歩数がかなり減りました。またストレスも多く食べることで発散しており、体重が一気に62kgまで増加。それまで着ていた服は当然きつくなり、以前ほど似合わないと感じるようになりました。
おなか周りの厚みが増した自分の姿を鏡で見ては「私ってこんなに大きかった?」とため息をつき、痩せようと決意するもののうまくいかず投げやりになるという悪循環を繰り返していました。
しかし今回のことで、体重増加やそれまでの生活習慣が中性脂肪の高値に関係し、将来の健康リスクにつながる可能性があると感じました。私は52歳にして真剣に痩せることを考えるようになりました。
ダイエット開始
医師のアドバイスを基に、運動と食事の観点からどうすればダイエットできるかを考えました。
運動については、正直体を動かすことはあまり好きではなく体力にも自信がないため、まずは無理をせずコツコツ続けることを重視。1日8000歩以上歩くことを目標にし、パートの日は、帰宅時にひと駅手前で下車して歩きました。また、肩凝り、腰痛対策を兼ねてストレッチを毎晩おこなうようにしました。
食事についてはスマホのダイエットアプリを使い、その日食べた物を入力してカロリーと各栄養素の摂取量を管理しました。その結果、今まで自分がどれだけたくさんの糖質と脂質をとっていたのかがわかり、驚くことに。同じく驚いたのが塩分の摂取量です。足のむくみが気になっていたため、塩分を多くとっていたことも関係していたのかもしれないと思いました。
わが家は夫が甘い物が大好きで、毎日のように何かしらのお菓子を買って帰って来ていたのですが、週末のみにしてもらいました。
食事はお米、パン、めん類を控え、野菜を多くとることを心掛け、調理では油を使う量を極力抑え、ゆでる料理を増やしました。たんぱく質は魚を中心とし、肉は鶏むね肉やささ身を多く取り入れ、納豆、豆腐、もずく、めかぶを意識して食べました。また、便秘対策としてヨーグルトを食べたり、コーヒーに食物繊維入りの粉末を混ぜたりするようにしました。
そのようなダイエットを3カ月ほど続けたところ、2023年3月の検査では、中性脂肪は167mg/dLまで下がっていました。医師からは、ほかの検査結果なども踏まえ、「基準範囲を少し上回っていますが、現時点では大きな問題はないでしょう」と説明を受けました。さらに、2023年6月の検査では中性脂肪値が基準範囲内となりました。体重もゆっくりと減り、58kg前後となりました。
まとめ
50代になり、これからも健康でいたいという気持ちが強くなりました。中性脂肪の数値をきっかけに食事や運動を見直した今回の経験は、日々の生活習慣の積み重ねが大切だと実感する機会になったと受け止めています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修:駒形依子先生(こまがた医院院長)
著者:青田 月子/50代女性・主婦。30代でシングルマザーになり、50代で再婚。
イラスト:さくら
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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