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「兄が農家になるなんて嫌!」結婚挨拶で彼の妹から拒絶されて…「貧乏人は帰れ」とまで言われた私

私の実家は農家です。将来は「家業を継ぎたい」と心に決めていた私。そんな思いを理解してくれる彼と出会い、交際半年で結婚が決まりました。ところが、彼の実家へ挨拶に行くと、彼の妹から「貧乏人は帰れ」と言われる、思わぬ展開となったのです。

彼の妹「農家? そんなのやめてよ」

私の実家は農家です。今は会社員として働いている私ですが、いずれは実家に戻り、農業を継ぎたいと考えています。仕事を通じて知り合った彼も、「将来は農業に携わってみたい」と言ってくれ、交際を始めて半年ほどで結婚が決まりました。

 

彼の実家へ結婚の挨拶に行くと、ご両親は私を温かく迎えてくれました。

 

和やかに話していたところ、帰宅してきたのが彼の妹・A子です。

 

私が挨拶をすると、A子は私の仕事や実家について細かく尋ねてきました。「実家は農家で、結婚後はいずれ彼と一緒に継ぐ予定です」と答えた瞬間、A子の表情が変わりました。

 

「お兄ちゃんが農家になるの? そんなのやめてよ」
「農家なんて収入も安定しないでしょ。貧乏人は帰って」

 

突然の言葉に驚いていると、彼や彼の両親は慌ててA子を注意してくれました。

 

A子の気持ちがわからないわけではありません。たしかに、会社員の彼には慣れない仕事だと思いますし、苦労を感じることもあると思います。それでも彼は「農業を一緒にやりたい」と言ってくれたのです。

 

一度冷静になり、私は「安定はしないかもしれません。でも彼とは将来について何度も話し合っています」とA子の目を見て伝えました。それでもA子は聞く耳を持ってくれず、「帰って」の一点張り。

 

「わかりました。ただ、農家のことをよく知ったら、今の言葉を後悔するかもしれません」と返し、その日は、帰宅することにしました。

 

彼の妹にも受け入れてほしい

帰宅後、彼の両親から謝罪の連絡が届き、彼からも何度も謝られました。

 

私としては、これから家族になるのだから、できることならA子にも私たちの結婚を素直に受け入れてほしいと思っていました。

 

そんなとき、実家が野菜を卸しているレストランから、家族向けの試食会に招かれました。最大4名まで行けるものでしたが、両親は行けないとのこと。そこで私は、「実際に仕事を知ってもらえば、A子の考えも変わるかもしれない」と、彼に提案して、A子を食事に誘ったのです。

 

彼から連絡をしてもらい、私と彼とA子の3人でレストランへ。

 

ただ当日、私も一緒だとは思わなかったようです。A子は、「どうしてこの人もいるの?」と不満そうな表情を浮かべていました。しかし彼が、「彼女が一緒でなければ、今日は帰る」と伝えると、A子は渋々ながらも私たちとの食事を受け入れてくれました。

 

運ばれてきた、野菜をふんだんに使った料理を口にしたA子は、「この野菜、甘くておいしい」と驚いていました。

 

私たちが考えた作戦の結果

食事の終盤、店の担当者が私たちの席を訪れました。

 

「ご両親にはお世話になっています。いつも新鮮な野菜を届けていただき、ありがとうございます。今日の料理にも、ご実家の野菜を使っていますよ」

 

その言葉を聞き、A子は驚いたように私を見ました。私は、実家では飲食店や小売店などへ野菜を出荷していることを説明しました。

 

「農業は天候に左右されますし、簡単な仕事ではありません。でも、両親は長年工夫しながら続けてきました。今は、ありがたいことにお取引先もたくさんあります。お兄さんには苦労させてしまうかもしれないけれど、とてもやりがいのある仕事なんです」

 

私は、自分の素直な思いをA子に伝えました。

 

すると、横にいた彼も「僕は、彼女もご両親の仕事も尊敬している。だからこそ、自分もやりたいと思ったんだよ」と言葉にしてくれて……。

 

私と彼の言葉に、A子は気まずそうに視線をそらし……「す、好きにしたら?」とひと言。素直な言葉ではありませんでしたが、それ以上、彼女が結婚に反対することはありませんでした。

 

その後、私たちは予定どおり結婚。今はまだ会社員として働きながら、彼と一緒に実家の農業を継ぐための準備を少しずつ進めています。

 

A子とは、適度な距離を保ちながら付き合っており、実家から届いた野菜を義実家へお裾分けすると、「おいしかった」と短いながらも連絡をくれるようになりました。最初はどうなることかと思いましたが、A子にも少しずつ私たちのことを受け入れてもらえているようで、今はホッとしています。

 

イラスト:わかまつまい子

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

 


 

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ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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