どうして赤ちゃんは目やにが多い?その理由は【3児ママ小児科医の育児】

東京衛生病院小児科の小児科医保田典子先生のコラム「3児ママ小児科医のラクになる育児」。私生活では7歳5歳3歳の子育て中という3児のママ小児科医が、ママたちの暮らしをグッとラクにしてくれる話を教えてくれます。今回は赤ちゃんの目やにについてです。目やにが出る原因、普段のケア、受診の目安をお話しします。

この記事の監修者

医師保田典子 先生
小児科 | 高円寺こどもクリニック院長

2003年筑波大学医学部卒業、国立国際医療センター、大阪市立総合医療センター小児循環器内科勤務を経て、2014年東京女子医科大学大学院博士課程修了後現職。小児科専門医。一般診療、小児循環器診療に加えて、漢方治療や発達相談にも対応している。2021年、高円寺こどもクリニック開院。3児の母。

 

こんにちは、東京衛生病院小児科の保田典子です。私生活では7歳、5歳、3歳の子育て中です。1カ月健診のときによく出る質問のひとつが、赤ちゃんの目やにについてです。

 

赤ちゃんの目やには自然に治るものから、眼科で診てもらった方が良いものまでさまざま。新生児のときは、あまり気楽に外出もできないので、悩みますよね。今回は、目やにが出る原因、普段のケア、受診の目安についてお話ししたいと思います。

 

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どうして「目やに」が出るの?

目は、乾かないように涙で守られている臓器です。涙は目の上の方にある涙腺で作られて、目を潤したら、目頭にある涙点という小さい穴に吸い込まれ、鼻涙管(びるいかん)という管を通って鼻に流れていきます。この循環がうまくいっていると目やにはほとんど出ないのですが、どこかが停滞したり、何かしらの原因があると目やにが出ます。


赤ちゃんは、いろいろなところのつくりがまだ小さいので、鼻涙管も細いです。ちょっとしたことで鼻涙管が塞がりやすく、目やにが出やすいのです。また、結膜炎など炎症が起きると、目やにがたくさん作られるため、鼻涙管を通って処理しきれずに、目やにが出ることになります。

 

普段のケア

目やにがない、もしくは少ないようであれば、特にケアは必要ありません。お風呂のときなどに涙点がある場所を少しチェックしてみましょう。涙点の周りにちょっと目やにがついているだけで、栓のようになってしまい、目やにの原因になることがあります。お風呂の洗顔時に、目やにが残らないように目頭をガーゼなどでやさしく拭いてあげるようにしましょう。


鼻涙管は鼻に抜ける管なので、鼻側で流れづらくなっても、目やにの原因になります。鼻涙管の鼻側で詰まる原因の第一は「鼻水」です。鼻水が多くて詰まりがちのときは、目やにを出さないためにも鼻水を吸ってあげてくださいね。(参照⇒親ができる鼻水ケアのやり方)

 

目やにが増えたら?

目やにが増えたなと思ったら、まず、目が赤くないか、目の周りも赤かったり、腫れているところがないかチェックしましょう。目が赤い、目が腫れているなどあれば、眼科に受診を考慮した方が良いでしょう。

 

目が赤い等なければ、まずは、「鼻涙管マッサージ」を試してみましょう。


【鼻涙管マッサージのやり方】
目頭から鼻に抜ける場所をやさしくマッサージします。赤ちゃんの肌はすぐ赤くなってしまうので押さえるくらいでOK。グリグリしないように)

 

 

受診のタイミングは?

1. 目やにが少し出るくらいなら慌てなくていいことが多いです
2. 目が赤い、腫れている場合は眼科を受診しましょう
3. 目が開かないくらいの目やにが出る場合も受診しましょう

 

家でできるケアと受診の目安を知っておいて、大事な赤ちゃんの目を守りましょう。

 

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