教えてくれたのは…株式会社ロイヤルオートサービス"中の人"

株式会社ロイヤルオートサービス スズキアリーナ松本村井店 O・N店長
株式会社ロイヤルオートサービスは、車に関するあらゆる相談に寄り添い、地域の安心・快適なカーライフを支えている会社です。
今回は、スズキアリーナ松本村井店で日頃からお客様のカーライフをサポートしているO・N店長に教えていただきました。
なぜ「車内に鍵があるのに」閉まってしまうの?

「エンジンもかけているし、バッグの中に鍵を入れたままなのに、なぜ?」
実はこれ、最近の車では珍しくないトラブルです。
原因の多くは、スマートキーを車が正しく認識できなくなることにあります。
主な原因はこちらです。
スマホとの電波干渉
スマートフォンとスマートキーを同じポケットやバッグに入れていると、スマホから出る電波がキーの微弱な信号に影響し、車が「鍵が車内にない」と誤認してオートロックが作動することがあります。
金属やポーチによる遮断
キーがバッグの奥に入っていたり、金属製のファスナーやラメ入りのコスメポーチなどに囲まれていたりすると、電波が遮られ、車が鍵を検知できないことがあります。
車内アンテナの「死角」
足元やシート下、チャイルドシート付近などは車内アンテナの死角になりやすく、「鍵は車内にあるのに車が検知できない」という現象が起こることがあります。
また、最新のコネクテッドサービス搭載車でも、防犯上の理由からスマートフォンで遠隔解錠できない車種がほとんどです。スマホがあるから安心、とは言い切れないのが現状です。
炎天下の車内は、わずか15分で「危険域」に

JAFのテストデータによると、外気温35℃の猛暑日では、エンジンを止めてわずか15分で車内温度は40℃を突破。30分後には45℃を超え、直射日光が当たるダッシュボード付近は70℃近くまで達します。
特に小さな子どもは、大人よりも体温調節機能が未熟です。体温が上がるスピードも速いため、短時間でも熱中症になる危険があります。
たとえエアコンが効いていたとしても、親と離れた不安から泣き続けることで体温が急上昇し、脱水症状を起こす可能性もあるため油断はできません。
明日からできる「閉じ込めを防ぐ」ための対策

インロックを防ぐためには、毎日のちょっとした習慣が大切です。
「運転席の窓」を開けてから子どもを乗せる
ロイヤルオートサービスさんが「一番の解決策」として挙げているのが、この方法です。
チャイルドシートに子どもを乗せる前に、まず運転席(または助手席)の窓を全開にしましょう。
万が一、ドアを閉めた瞬間にロックがかかっても、窓から手を伸ばして内側から鍵を開けられます。
自分が運転席に座るまでは、窓を閉めないことを徹底してください。
キーは「肌身離さず」持ち歩く
「子どもを乗せる一瞬だけだから」とバッグを車内に置くのはNGです。
スマートキーはポケットに入れるか、ネックストラップなどを使い、必ず身に付けておきましょう。
スマホとキーは別々に持つ
スマートフォンとスマートキーは、同じポケットやバッグに入れないようにしましょう。
電波干渉によって、車が鍵を正しく認識できなくなるおそれがあります。
【緊急時】JAFを待ってはいけない瞬間がある

インロックが起きたら、まずは落ち着いて状況を確認しましょう。
子どもが元気で、命に危険がない場合は、JAFなどのロードサービスへ救援を依頼します。
しかし、猛暑日は救援要請が集中し、到着まで1時間以上かかることもあります。
もし子どもがぐったりしていたり、意識がもうろうとしていたりするなど、命の危険がある場合は、JAFの到着を待ってはいけません。
すぐに119番へ通報し、状況によっては窓ガラスを割ってでも救出する判断が必要です。
ガラスはあとで交換できます。でも、命は取り戻せません。
「修理代がかかるから」とためらわず、いざという時は人命を最優先に行動してください。
「まさか私が」を防ぐために
スマートキーはとても便利ですが、思わぬ条件が重なるとインロックが起こることがあります。
「窓を開けてから子どもを乗せる」「キーは必ず身につける」といった、ほんの少しの心がけが、大切な命を守ることにつながります。
楽しい夏のおでかけが、最後まで笑顔の思い出になりますように。ぜひ、ご家族みんなで心がけてみてください。