結婚記念日の悲劇!まさかの人物との再会
結婚記念日当日、私たちは結婚当初の思い出を振り返りながらクルーズ船に向かって楽しく歩いていました。まもなく出港というそのとき、「あれ? 久しぶり〜」と女性に声をかけられました。
振り返ると、そこには私たち夫婦の同級生である夫の元カノが立っていたのです。彼女の留学をきっかけに2人は別れ、その後私と付き合ったという過去がありました。
久しぶりの元カノとの再会に夫は嬉しそう。「あのころと変わらずかっこいい!」と言われて有頂天になった夫は、「君も相変わらず美人だね」と、私には決して言ったことのないセリフを吐き出しました。
楽しそうに話をする2人でしたが、クルーズ船の出港が迫っていました。「そろそろ行かないと……」と私が遮ると、夫は不満げに「久しぶりなんだからいいだろ! 食事まだだろ? 一緒に行く?」と元カノを誘ったのです。
しかし予約しているのは2名分。今更増やせないと夫に告げると、「だったらお前は帰っていいよ! お前とはいつでも来れるんだからいいじゃん」と信じられない言葉を放ち、なんと私の分のチケットを奪って元カノと一緒に船に乗り込んで行きました。
逃さない。その日のうちに証拠を掴んだ私
結婚記念日なのに、あまりにひどい仕打ちです。ショックのあまりその場を立ち去ることができず、私は近くのカフェで放心状態のまま時間を潰していました。
数時間後、クルーズ船が戻ってくるのが見え、降りてきた2人の後を思わず尾行してしまったのです。案の定、2人が向かったのはホテル街。とあるホテルに入っていくところを、私は震える手でスマートフォンを取り出し、しっかりと写真におさめました。
もしこれが今日限りの過ちだったとしても、この写真は立派な証拠になります。しかし、記念日を台無しにしてまで元カノに夢中になっていた夫の様子から、「今日を境に、二人の関係が本格的に再燃するのでは?」と私は直感しました。
「あの日偶然再会して、酔った勢いで一度だけ…」なんて言い逃れを絶対にさせないため、私は後日探偵事務所へ依頼。記念日以降の継続的な不貞の証拠を集めてもらうことにしたのです。
すると案の定、夫はあの日をきっかけに元カノと定期的に密会を重ねるようになっていたことが発覚。同時に、共通の友人に連絡を取って元カノの近況を確認すると、彼女は別の同級生と結婚していることが分かりました。私は探偵が集めた複数の証拠を持って、元カノの夫に連絡を取りました。元カノの夫は激怒。お互いの配偶者の不貞を許すわけにはいかないと、私たちは連携して4人で話し合いの場を設けることにしたのです。
見苦しい責任転嫁!浮気夫と元カノの悲惨な末路
話し合いの舞台に選んだのは、ホテルの個室ラウンジ。私は夫に「今後の夫婦関係について大切な話がある」、元カノの夫も同様に元カノを呼び出し、現地で合流する形をとりました。
先に到着して待っていた私と元カノの夫。そこへ、何も知らない夫と元カノがそれぞれ現れました。室内で鉢合わせした瞬間、2人は「えっ…なんでお前がここに…?」と顔を見合わせ、あからさまに動揺し始めたのです。
着席を促すと、夫はすぐに「違うんだ、誤解だ!あの日、たまたま再会して食事に行ったら彼女が酔い潰れちゃって、仕方なくホテルで休ませていただけなんだ!」と必死に取り繕いました。元カノも「そうよ、指一本触れられてないわ!」と便乗します。最初は余裕の表情でシラを切ろうとしていた2人。
しかし、私が無言でテーブルに「記念日当日のホテルへ入っていく写真」を並べると、夫は「だ、だからそれはその時の…!」と焦り出します。さらに私は、探偵から受け取った分厚い調査報告書をテーブルに追加しました。
「介抱したのはあの日だけか? じゃあ、この日も、この日も酔い潰れたって言うのか?」
私の出した報告書を指差し、事前に証拠を共有していた元カノの夫が冷酷に言い放ちます。
次々とテーブルに並べられたのは、記念日以降も週に何度も密会し、腕を組んでホテルへ消えていく2人の姿がバッチリ収められた写真たち。言い逃れできない決定的な証拠の数々に、2人は一気に顔面蒼白になりました。
自分たちの浮気はバレていない、バレても「一度だけ」でごまかせるだろうとタカをくくっていたようですが、完璧に退路を絶たれた夫は「ごめん、魔が差したんだ…」と急に泣き落としに入りました。元カノに至っては「彼がしつこく誘ってくるから断れなくて…」と夫に責任をなすりつける始末。さっきまでの庇い合いが嘘のように、お互いを責め合い始めたのです。
そんな見苦しい2人を冷ややかな目で見下ろし、私たち2人はそれぞれ署名済みの離婚届と、慰謝料請求の内容証明を突きつけました。「言い訳は弁護士を通して聞くわ」と言い放ち、私たちはその場を後にしました。
結局、私たち夫婦も彼ら夫婦も離婚が決まり、私は夫と元カノの双方に慰謝料を請求しました。一度は一生を添い遂げようと思った夫との離婚は残念でしたが、浮気をするような人とは一緒にいられません。
話し合いの結果、夫と元カノは、自分の配偶者だけでなく、それぞれ相手の配偶者からも多額の慰謝料を請求されることに。夫は慰謝料の支払いに追われてギリギリの生活を送り、元カノも夫に見捨てられ、実家に逃げ帰ったと風の噂で聞きました。
一方で私には、ひとつだけ良いことがありました。慰謝料でまとまったお金が手に入ったので、昔から夢だった資格を取るために学校に通うことができたのです。今は夢に向かって頑張っています。浮気のショックはすぐには癒えませんが、夢中になれることがあって良かったと心から思っています。
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昔の思い出や一時の感情に流されて現在のパートナーを軽んじる行為は、築き上げてきた信頼を一瞬で崩壊させます。そして、その身勝手な裏切りは必ず自分に返ってくるもの。一番身近にいる人への敬意と感謝を日々の当たり前とせず、お互いの存在を尊び合える温かい関係をしっかりと守り抜いていきたいですね。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。