ただの耳鳴りだと思っていたのに
仕事を詰め込みすぎていた夫が、耳の不調を訴えるようになりました。私たちは初め、「ただの耳鳴りじゃないの?」 と軽く考えていたのです。
けれど受診した結果、低音障害型感音難聴(ていおんしょうがいがたかんおんなんちょう/低い音が聞こえにくくなる難聴のこと) と診断されました。さらに、紹介状を書いてもらい、MRI検査を受けるため別の病院へ行くことになりました。
そこで画像を見た医師から、脳に腫瘍(しゅよう/体の組織にできる異常なかたまり)があるように見えると言われたのです。突然のことに、私は頭が真っ白になりました。
検査で次々に告げられたこと
その後、さらに別の病院を紹介され、夫は入院や手術の予定について話を聞きました。私たちはすっかり深刻な状況なのだと思い込み、不安な気持ちでいっぱいでした。
けれど、改めてMRI検査を受けたところ、腫瘍はないことがわかりました。前の病院での画像の写り方によるものだったようで、その結果を聞いたときは安心した一方、あまりの展開に気持ちが追いつきませんでした。
最後にわかった本当の原因
最終的に、夫はストレスなどが関係していると考えられる難聴と診断されました。体調を整える目的で漢方薬を処方され、その後、症状は少しずつ落ち着いていきました。大きな病気ではなかったことに安心した一方で、検査結果に振り回されるような時間を過ごしたことで、気持ちはなかなか落ち着きませんでした。
まとめ
今回のことで、仕事の忙しさやストレスが続くと、体に不調として表れることもあるのだと感じました。検査結果に振り回されて不安な時間を過ごしたからこそ、体の変化を軽く見ないことの大切さも実感しました。これからは、無理をしすぎず、ため込みすぎない過ごし方を夫婦で工夫していきたいです。
医師による解説:耳の不調を軽視しないで
耳鳴りや聞こえにくさは、一時的な不調に見えても難聴などが隠れていることがあります。症状が続く場合は早めの受診が大切です。
耳鳴りや難聴の原因はさまざま
耳鳴りや聞こえにくさの背景には、内耳の不調による感音難聴、中耳炎、加齢性難聴、まれに聴神経腫瘍など、さまざまな病気が関係することがあります。片側だけの症状や、急な聞こえにくさがある場合は、耳鼻咽喉科で聴力検査などを受けることが重要です。
耳鳴りや難聴の原因はさまざま
低い音が聞こえにくくなる低音障害型感音難聴では、ストレスや睡眠不足、疲労などがきっかけになることがあります。ただし、原因を自己判断するのは難しいため、「疲れているだけ」と決めつけず、症状が続くときは医師に相談しましょう。
必要に応じて詳しい検査を
難聴や耳鳴りの原因を確認するため、聴力検査に加えてMRIなどの画像検査がおこなわれることもあります。検査結果に不安を感じることもありますが、原因を見極めるために必要な過程です。気になる症状がある場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修:高島雅之先生(たかしま耳鼻咽喉科院長)
著者:松野松子/30代女性・パート
イラスト:ほや助
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年6月)
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