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バイト中、スカートが赤く染まった。止まらない生理の出血で婦人科を受診した結果【医師解説あり】

明らかにいつもと違う大量の出血。しかも止まらない、夜用ナプキンでももたないといった状況となったら、どのように対応すればいいでしょうか? 突然の生理トラブルに見舞われた3人の女性の体験談を紹介します。医師からのコメントもあるので、ぜひチェックしてみてください。

 

アルバイト中に起きた予想外の出来事

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「なんか今日は、いつもと違うかも」そう感じたのは、生理が始まって間もないタイミングでした。

 

その日の生理は、いつもより少し量が多い気がしていました。でも、すぐに落ち着くと思ってあまり気にせずアルバイトに向かいました。ところが、働き始めて1時間ほどたったころ、急に出血の量が増えているように感じました。

 

スカートのおしりあたりに温かい感覚があり、控え室に行くと、スカートの後ろが真っ赤に染まっていました。おしりから腰のあたりにかけて服が血で濡れていて、思わずその場で立ち尽くしました。

 

夜の勤務中だったため、すぐに店長へ事情を話しました。驚いた表情で「すぐ帰って」と言われ、家に戻って着替えることにしました。あんなに出血したのは初めてで、家に着くまでずっと不安で胸が締めつけられるようでした。

 

2〜3日間は出血が止まらず、貧血のようにふらつくこともありました。不安を感じて病院で診察を受け、出血を抑えるための注射を4〜5日間受けに通いました。生理の出血でここまで体調を崩したのは初めてで、あのときは本当に怖かったです。

 

◇◇◇◇◇

 

いつもと違う出血の量や体調の変化は、「疲れのせい」と片づけてはいけないと思いました。あの経験以来、体のサインを無視せず、少しでも不安を感じたら病院へ行こうと思いました。

 

【沢岻先生からのアドバイス】

「いつもと違う」という感覚は、体が発している重要なサインです。ナプキンが1〜2時間もたないほどの出血、レバーのような大きな血のかたまりが出る、あるいは衣類を汚してしまうほどの急な出血は「過多月経」の可能性があります。

 

過多月経は、本文中の「ふらつき」のように貧血(鉄欠乏性貧血)を引き起こす原因にもなります。また、その背景には子宮筋腫や子宮腺筋症、ホルモンバランスの乱れといった病気が隠れていることも少なくありません。「疲れのせい」と自己判断せず、出血量や体調の変化に不安を感じたら、早めに婦人科を受診してください。適切な診断と治療によって、症状が大きく改善することが期待できます。

 

監修/沢岻美奈子先生(日本産科婦人科学会専門医・日本女性医学学会ヘルスケア専門医)

産婦人科専門医として29年間、約25万人の女性を診察。更年期を中心としたヘルスケア領域が専門で、心身の不調が特徴的な更年期の揺らぎ世代を、薬だけではなく栄養面やコーチングも取り入れた統合医療で全人的なサポートをおこなっている。

 

著者:小川ぴぴ/50代女性・主婦

イラスト:アゲちゃん

 

急な違和感で駆け込んだトイレ

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外出先で生理の感覚に強い違和感が走り、慌ててトイレに駆け込みました。状況を確認すると、普段とは比べものにならないほどの大量出血でした。その光景に一気に動揺し、どう対処すべきかを考えるうちに不安が広がっていきました。

 

数日前に、生理の出血量を調整するための薬を別の種類へ変えたばかりだったことを思い出しました。前の薬では出血が落ち着いていた分、今回の急な変化に不安を覚え、「薬が合っていないのかもしれない」という思いが頭を離れませんでした。

 

夜用ナプキンでもすぐに吸収しきれなくなり、状況の悪化を実感しました。前の薬で出血量が抑えられていたため安心してしまい、予備を1枚しか準備していなかったことが悔やまれ、焦りが押し寄せるばかりでした。

 

ナプキンが足りないと判断した私は、急いでトイレットペーパーを重ねて応急処置をし、トイレを出ました。近くのお店へ向かう数分がやけに長く感じられ、「とにかく早く替えを買わなきゃ」という気持ちで足早に向かいました。

 

◇◇◇◇◇

 

薬を変えた周期は、生理の出血量が想像以上に大きく変わることがあるのだと身をもって知りました。前の薬の感覚で準備していたために焦ってしまい、生理用品を多めに備えておく必要性を強く感じました。そして、あの体験を思い返すと、違和感があるときは早めに病院へ相談することが自分を守ることにつながるのだと心から思いました。

 

【沢岻先生からのアドバイス】

低用量ピルなどのホルモン剤を開始・変更した際、体が出血パターンに慣れるまでに時間がかかり、不正出血や出血量の変化が見られることがあります。しかし、「夜用ナプキンでも間に合わない」「普段と比べて異常な量」と感じる過多月経は、貧血や別の婦人科疾患が隠れている可能性もあります。

 

出血量の変化や違和感を覚えたら、「薬を変えたから仕方ない」と自己判断せず、服用中の薬の名前を伝えたうえで、医師に相談してください。大量出血が続くと、重度の貧血(鉄欠乏性貧血)を引き起こし、日常生活に支障を来すことがあります。出血量が多いと感じる場合は、貧血検査も合わせておこなうことをおすすめします。

 

監修/沢岻美奈子先生(日本産科婦人科学会専門医・日本女性医学学会ヘルスケア専門医)

産婦人科専門医として29年間、約25万人の女性を診察。更年期を中心としたヘルスケア領域が専門で、心身の不調が特徴的な更年期の揺らぎ世代を、薬だけではなく栄養面やコーチングも取り入れた統合医療で全人的なサポートをおこなっている。

 

著者:七瀬ゆきや/40代女性・アルバイト

イラスト:はせがわじゅん

 

 

大量出血をきっかけに婦人科へ

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毎月、規則正しく27日周期で来ていた生理が乱れ始めたのは、40代後半に入ったころでした。

 

27日から40日に周期が開き、その月は、気が付けば50日が経過。閉経の平均年齢は50歳前後と聞いていたし、「まあ、平均的にそろそろ私も閉経が近づいているのだな」と受け入れました。

 

……が、それもつかの間、前回の生理から51日目におりものシートにごく少量の血がにじんでいたのです。

 

それから1週間。生理とも不正出血ともとれるような、にじむ程度のごく少量の出血が続き、「すぐ止まるだろう」と高をくくっていたのですが、9日目に大量出血。しかも切り傷から出るような鮮やかな赤い血!

 

今までにない状況に、戸惑いと不安が押し寄せました。

 

頭をよぎる「3cmの子宮筋腫」

これまで私の生理は長くても5日間ほど。初日と2日目にドバっと出血し、後は少量で、5日目にはにじむ程度で済んでいました。それが今回は、にじむ程度の出血が8日間続き(この時点ですでに通常より長いのですが……)、9日目にドバっと出血。

 

そこからほぼ同じ出血量(通常より多め)で経過し、14日目にようやく量が少なくなり、結局、今回は開始から15日間も生理が続きました。

 

明らかに、長い! 体から常に出血している状態が半月も続いたためか、ふらつきや頭痛、集中力が続かないなど日常生活にも支障が出ました。こんなことが今後も続くのかと不安になり、婦人科を受診することに。

 

その道中、頭をよぎったのは、30代のころ、医師から指摘された「子宮筋腫」のこと。発見当初は手の小指の爪先ほど、1cm弱の大きさだった筋腫は、その後に受けた婦人科検診で3cmほどまで成長していると告げられていました。医師の指導の下、経過観察していたのですが、何か異変があったのかもしれないと、不安な気持ちで婦人科へ向かいました。

 

「機能性卵巣のう胞」の可能性も

超音波(エコー)検査をしてもらい、子宮筋腫は3cmから大きくはなっていないことが判明。その一方で、エコーが映し出したのは別の異変。明らかに左側よりも、右側の卵巣が大きく腫れていたのです。

 

医師によると「機能性卵巣のう胞の可能性がある」とのこと。卵巣は排卵など月経周期に伴って一時的に腫れることがあり、機能性卵巣のう胞の多くは経過とともに自然に小さくなると説明を受けました。

 

私の場合、診察時には出血がすでに治まっており、下腹部痛もなかったことから、ひとまず3カ月後に再受診して、卵巣の大きさを再び確認することになりました。

 

また医師からはそれ以外にも、子宮体がん・子宮頸がん検査を受けることや、次に生理が始まったタイミングで、ホルモン値を確認するための採血検査を受けることも勧められました。

 

初めて聞く「機能性卵巣のう胞」という言葉に一瞬にして緊張が走りましたが、「腫れた卵巣の多くは、生理周期の関係で通常の大きさまで小さくなる」との説明を、今は冷静に受け止めたいと思います。

 

◇◇◇◇◇

 

これまでにない生理不順がきっかけとなり、今回、およそ2年ぶりに婦人科を受診しました。思えば、日々の忙しさを理由に、婦人科系のがん検診を含め、人間ドックもサボってしまっていました。痛みや異常がないと、自分の体調のことは後回しにしてしまいがちです。しかし、今回のことで大反省。若いころとは違う変化を常に感じる更年期の世代は特に、婦人科を定期的に受診することが、日々の安心につながるのだと痛感しています。

 

3カ月後の再受診で、私の卵巣はどう変化しているのか。不安がないと言えばうそになりますが、自分自身の体が発するサインと向き合う良いきっかけをもらったと、前向きに捉えて日々を過ごしたいと思います。

 

監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)

2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。

 

著者:長谷川 ミキ/甘党で辛党の40代女性・夫と一人息子、実母の4人暮らし。趣味はカラオケ、美容、ドラマ鑑賞

イラスト:おみき

 

まとめ

今回の体験談では、いつもと違う大量出血や長引く出血が、不安や日常生活への支障につながった様子が語られていました。更年期前後は月経周期や出血量が変化しやすい時期ではありますが、夜用ナプキンでも間に合わないほどの出血、ふらつき、長引く出血などがある場合は、婦人科で原因を確認しておくことが安心につながります。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

 

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