混雑したバスで立っているのもやっと
仕事帰りに利用しているバスは、このところ高校生の乗車が多く、以前のように座れることが少なくなっていました。
その日も、乗り口でカードをリーダーにかざしたものの、車内は混み合っていて奥へ進むのもひと苦労。入口付近のポールを何とかつかみ、バスの揺れに耐えながら立っていました。
男子高校生が席を案内してくれて
しばらくすると、近くにいた男子高校生が私の肩を軽くたたき、「ここの席にどうぞ」と手招きしてくれました。
案内された席の隣には女子高校生が座っていて、自分が座るのは少し気後れしたのかもしれません。それでも、ふらついている私を見て、席をゆずろうとしてくれたようでした。私は心の中で「神降臨!」と思いながら、お礼を言ってありがたく座らせてもらいました。
席をゆずる人、すっと座る人
しばらくして、隣に座っていた女子高校生が降りることになり、私は一度席を立ちました。元の席に戻ろうとしたところ、女子高校生が降りるや否や、別の男子高校生がすっと入り込み、友人と2人で座ってしまったのです。
せっかくゆずってもらった席だったのに、私は再び立つことに。思わず「く~~っ!」と心の中でうなってしまいました。同じ高校生でも、こんなに行動が違うものなのかと少し複雑な気持ちになりました。
その後、乗客が減り、私も最初に席を案内してくれた男子高校生も座れました。降りるときにもう一度お礼を言おうと顔をのぞくと、彼はスヤスヤと居眠り中。自分も疲れていただろうに、気づかってくれたのだと思うと、その姿が天使のように見えました。
まとめ
年を取ると、若い人たちには元気で幸せでいてほしいと願う気持ちが強くなるものです。だからこそ、若い人のやさしいおこないに触れると、こちらまで幸せな気分になります。「最近の若い人は」と言いたくなる場面もありますが、その裏には期待や心配もあるのかもしれないと感じた出来事でした。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:新田可奈子/50代女性・会社員
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年7月)
※一部、AI生成画像を使用しています。
シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように!
シニアカレンダー編集部
「人生100年時代」を、自分らしく元気に過ごしたいと願うシニア世代に有益な情報を提供していきます!