寝室からいなくなっていた父
その晩、父の様子を確認しようと寝室へ行くと、いるはずの父の姿がありませんでした。認知症が進んでいた父が家の中を歩き回ることは、決して珍しいことではありません。それでも、夜中に姿が見えなくなったことに不安を感じ、私は慌てて家中を探しました。
しかし、どの部屋を見ても父は見つかりません。玄関のほうへ向かうと、父が外へ出て、近所のコンビニまで歩いて行こうとしていることがわかりました。
真夜中の外へ出ようとしていた父
外は真夜中でした。道路には車も通っており、そのまま父が歩いて行けば、事故に遭うおそれもあります。私はすぐに父のもとへ駆け寄り、抱きかかえるようにして家の中へ戻しました。大きな事故につながらずに済みましたが、そのときは心臓が止まりそうなほど緊張しました。
家の中で眠っていた家族も騒ぎに気付き、一気に目を覚ましました。父が無事だったことに安堵する一方で、家族全員が「少し気付くのが遅れていたら、どうなっていたのだろう」と不安を感じました。
家族で夜間の見守り方を見直すことに
この出来事をきっかけに、私たちは父の夜間の見守り体制を見直すことにしました。
それまでも父の徘徊には注意していたつもりでしたが、いつ、どのような行動をとるのかを完全に予測することは難しいと痛感しました。その後は、夜間も定期的に父の様子を確認するようになり、家族同士で連携して見守ることを意識するようになりました。
まとめ
介護では、日常の中で起きたわずかな変化が、命に関わる事態につながることもあります。父を無事に家へ連れ戻せたあの夜の経験から、家族で協力しながら安全を守るための備えを考えておくことの大切さを、身にしみて感じました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:米田美穂/30代女性・パート
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年7月)
※一部、AI生成画像を使用しています。
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