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「陣痛みたい」産後にのたうち回るほどの激痛で救急搬送。繰り返す痛みで判明した診断【医師解説あり】

息子と眠っていたある朝、私は激しい腹痛で目を覚ましました。陣痛を思い出すほどの痛みに襲われ、人生で初めて救急車を呼ぶことになりました。しかし、すぐには原因がわからず、退院後も同じ痛みを繰り返すことになったのです。【医師解説あり】

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師渡海義隆先生
半蔵門 渡海消化器・内視鏡クリニック 院長

日本内科学会認定内科医、日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医・指導医。2008年筑波大学医学専門学群卒業。国内有数のがん専門病院や消化器クリニックで研鑽を積み、2024年に半蔵門 渡海消化器内視鏡クリニックを開院。AIを用いた食道がん・胃がんの研究にも携わり、現在は内視鏡診断・治療をはじめ幅広い消化器疾患の診療に注力している。
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突然の腹痛で救急搬送

ある日の午前4時ごろ、生後3カ月の息子と寝ていた私は、突然の腹痛で目を覚ましました。

 

痛みは次第に強くなり、やがて嘔吐や下痢も始まりました。あまりのつらさに「痛い、痛い!」と叫びながら、別室で寝ていた夫を起こしました。

 

夫から「30分たっても痛みが引かなかったら、救急車を呼ぼう」と言われ、私は30分ほど様子を見ることにしました。

 

しかし、痛みは治まりませんでした。息子を出産したときの本陣痛にも似た猛烈な痛みで、床をのたうち回るほどでした。結局、救急車を呼び、人生で初めて救急搬送されることになったのです。

 

救急車の中でも、病院に到着してからも痛みは続き、私は終始叫んでいたことを覚えています。

 

検査をしても原因がわからず

医師からは、その時点では原因を特定できないと説明されました。私は心の中で「このまま原因がわからなくて大丈夫なのだろうか」と不安を感じていました。

 

原因がわからないまま、3日後に退院しました。

 

ところがその後、最初よりは軽く、続く時間も短かったものの、同じような痛みが2回起きました。再び病院を受診したところ、今度は胆石症(たんせきしょう/胆汁の成分が固まり、胆のうや胆管などに石のようなものができる病気)が原因と診断されたのです。

 

 

胆のう摘出手術を受けることに

その後、さらに検査を受け、胆のうを摘出する手術が決まりました。

 

胆石について説明を受けた際、医師からは、妊娠中の重症妊娠悪阻で2~3カ月入院し、その間ほとんど食事をとれなかったことも、胆石ができたことに影響した可能性があると説明されました。

 

私は当時、本厄だったことも頭をよぎりましたが、それ以上に、妊娠や出産だけでなく、産後も体に大きな変化が起こり得るのだと痛感しました。

 

妊娠・出産を経た後に胆石が見つかり、結果的に手術を受けることになりました。手術によって腹部に残る傷も、息子を産み育てる中で経験したことの証しとして受け止めたいと思っています。

 

まとめ

出産を終えれば、体は少しずつ元に戻っていくものだと思っていた私。しかし実際には、産後しばらくたってから、思いも寄らない体の異変に直面しました。原因がすぐにわからない不安もありましたが、繰り返す痛みをそのままにせず再び受診したことで、ようやく診断につながりました。今回の経験を通して、妊娠や出産を経た後も、体の変化に戸惑うことがあるのだと実感しています。

 

医師による解説:胆石による痛みと治療

胆石は無症状のこともありますが、胆石が胆のうの出口や胆管などに詰まり胆汁の流れを妨げると、強い腹痛を起こします。妊娠や絶食との関係、治療の考え方を解説します。

 

胆石発作で現れやすい痛みと症状

胆石による痛みは、右上腹部やみぞおちに現れ、右肩や背中へ広がることがあります。強い腹痛が続く、嘔吐を繰り返す、発熱や黄疸などがある場合は、胆のう炎(たんのうえん/胆のうに炎症が起こる病気)などの合併症が起きている可能性もあるため、早めの受診が必要です。

 

症状だけではほかの病気との区別が難しく、血液検査や腹部超音波検査をおこない、必要に応じてCTやMRIなどの検査を追加して診断します。

 

妊娠や長期の絶食との関係について

妊娠・出産、極端な体重減少、長期間の絶食などは、胆石ができやすくなる要因とされています。妊娠中は、女性ホルモンの影響や胆のうの収縮機能の低下が関係すると考えられています。ただし、胆石は複数の要因が関係して形成されるため、今回のように重症妊娠悪阻や、食事をとれなかったことだけが原因だったと断定することはできません。

 

症状のある胆石の治療と受診目安

症状のない胆のう結石は経過観察となることが多い一方、痛みを繰り返すなど症状がある場合は、胆のう摘出術が検討されます。強い腹痛が続く、嘔吐を繰り返す、発熱や黄疸が見られるといった場合は、我慢せず医療機関を受診することが大切です。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

※AI生成画像を使用しています

 

監修:渡海義隆先生(半蔵門 渡海消化器・内視鏡クリニック 院長)

著者:岡崎美紀/30代女性・会社員

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年7月)

 

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