口唇口蓋裂の長女くぴこを育てています。
口唇口蓋裂の子は、将来的に歯列矯正の器具を装着することが多いので、虫歯だらけの口内だと、器具をつけられなくなってしまいます。そのため、十分に口腔ケアを行うように指示されていました。
生後7カ月から生えた小さな乳歯。
まだ一本しかない状態ですが、この日からくぴこの歯磨き習慣を取り入れるようにしました。
といってもまだ歯ブラシ、というわけではなく……
病院の先生から「いきなり歯ブラシを使うと、小さい子には違和感が強くて嫌がることが多い」と聞いていたので、最初は、清潔な手でガーゼなど使って歯をチョンチョンと触る程度から始めました。
慣れてきたころ、指にガーゼを巻いて口内を掃除するような感じで、少しずつ違和感に慣れるよう変えていきました。
日々の習慣で歯磨きを取り入れることはもちろん、乳歯が生え始めたこの頃から、歯医者さんに通い、定期的にフッ素を塗ってもらったり、口内をチェックしてもらったりして、虫歯予防に努めました。
他にも……
何事もほどほどが良いし、いろいろ聞いて気にしたらキリがないので、自分ができる範囲でやろうと決めました。
娘の場合、まだこの時期はそこまで泣いて嫌がったりしませんでした。
それでも機嫌が悪かったり、寝落ちしてしまったときは無理やりやらないで、とにかく最初は「歯磨きは楽しい!」という印象を持たせて、それを習慣にできるよう続けました。
2013年生まれの長女くぴこは「口唇口蓋裂」ちゃん! この記事が、口唇口蓋裂についての理解につながり、ひとりでも多くの親御さんの励みになりますように。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。