「出産のことについて、たくさん学んできたからいつでも大丈夫!」と準備万端で迎えた出産予定日の朝、ピンクのおりものが。「やっと会える!」とわくわくしながらのんびり過ごしていました。初産婦だった私の、おしるしと破水の体験談です。
出産予定日の朝、ピンクのおりものを確認
出産予定日間近の健診で、「あとは赤ちゃんのタイミングを待つのみ」と先生に伝えられました。いざというときに焦らないためにも、おりものや破水、陣痛について、毎日インターネットで調べながら出産予定日まで過ごしていました。
そして予定日当日、ついにピンクのおりものが! これは、おしるし?!「おしるしがきてから出産までの時間は個人差がある」とインターネットで見ていたので、ひとまず両親には連絡し、自宅で過ごしていました。しかしその日は軽い腹痛と、お手洗いのたびにピンクのおりものが確認できるだけでした。
出続けるおりもの、本当におしるし?
出産予定日翌日も軽い腹痛とおりものが。インターネットで見た「お風呂に入ると陣痛促進につながる」という情報を信じ、お風呂に入って家で安静に過ごしていました。
「おしるしが長く続いた」という声も見たことがあったので心配はしていませんでしたが、あまりにもおしるしが長く続くので義母に相談すると、「すぐに病院に確認しなさい!」と言われました。腹痛はあるものの何てことないだろうと思っていた私は、産婦人科に渋々電話をしました。
実は少量の破水だった!
病院に連絡してみると「今すぐきてください!」と電話越しに焦る先生の声。急いで病院に行き、すぐに内診を受けることに。
検査の結果、なんとピンクのおりものは少量の破水であることが判明し、腹痛は微弱陣痛であると伝えられました。2日前に破水し、お風呂も入ってしまっていたため、赤ちゃんに何らかの影響があるかもしれない……ということで、その場で入院することになってしまいました。
バルーンや陣痛促進剤で無事出産!
入院時は子宮口がまだ開いていない状態でしたが、破水してからかなりの時間が経ってしまっていたため、これ以上赤ちゃんがおなかの中にいると危険な状態になるということで、バルーンや陣痛促進剤を使って出産しました。
出産までの過程でかなりの痛みを伴いましたが、それ以上におなかの赤ちゃんの命を預かっているということへの自覚の低さを痛感し、赤ちゃんに申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
結果的には、元気な赤ちゃんを出産することができました! ですが、今後何か起きたときには自分の思い込みやインターネットなどで得た情報を過信せずに、落ち着いて一度病院に確認しようと心に決めました。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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イラスト/塩り
監修/助産師REIKO
著者:星野みなと
一児の母。小売業から転職し、現在広告代理店に勤務。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。趣味はカメラ撮影。