第1子である娘を出産した際は、破水から始まりました。妊娠36週4日のことです。自宅で昼寝をしていたら、突然股から大量の水が。おしっこを漏らしたのかと思い、慌ててトイレに駆け込みました。止まらず出てくる液体に、失禁ではなく破水であることを確信。まだ正期産前のため、自宅にひとりだった私は突然の出来事でパニックに。そんな破水から始まった私の「準備しておいてよかったこと」「後悔したこと」をご紹介します。
よかったこと①:入院バッグの準備
破水後は羊水が出てくるので、羊水で床を汚さないか心配で動きづらく、身支度が大変でした。また、破水後は羊水をなるべく出さないために安静にしていなければなりません。そんななかで、入院バッグの準備から始めるのはとても大変です。
私の場合はついつい後回しにしていた入院バッグの準備を終えた直後、破水しました。正期産に入る前から、入院バッグを準備しておくことの重要さが身にしみました。
よかったこと②:破水したとき用のバッグ
切迫早産気味と言われていた私は、「陣痛バッグ」「入院バッグ」に加えて、「破水したとき用のバッグ」を用意していました。中身は車へ乗るときにシートを汚さないよう敷くための、捨ててもよいバスタオルと大きなビニール袋。そして試供品でもらった赤ちゃん用のおむつです。
この赤ちゃん用のおむつが大活躍。動くと羊水が出てくるので、床を水浸しにしてしまわないように、赤ちゃん用のおむつをナプキンのようにパンツの上にあてておきました。ナプキンでは受け止めきれない量の羊水が出てきても、おむつなら問題なし。おかげで服をほとんど汚さずに病院へたどりつくことができました。
後悔したこと:自宅へのタクシー手配準備
実家で破水した場合の陣痛タクシーの準備はしていましたが、自宅で破水することは想定していませんでした。慌ててタクシー会社へ連絡をしたものの、配車してもらえず。
仕事中の夫に帰ってきてもらって病院へ行きましたが、病院に到着したのは破水の3時間後でした。里帰りするつもりだったとしても、自宅でお産が始まってしまった際のタクシー手配の準備をしておくべきでした。
お産はいつどこで始まるかわからない。わかっているつもりでも準備不足でした。破水してしまったときは、「まさか私が破水で始まるなんて」と驚き、そう思ったことを今でも覚えています。破水後すぐに陣痛が始まらなかったのでなんとかなりましたが、そのまま陣痛が始まっていたら自宅で出産していたかもしれません。娘が無事に生まれてきてくれて本当によかったです。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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イラスト/ののぱ
監修/助産師REIKO
著者:三葉アキ
0歳の女の子を育てながら化粧品会社で働くワーキングマザー。夫が激務なため、平日はワンオペ。忙しくても楽しく子育てすることをテーマに、育児に関する記事を執筆している。