出産予定日2日前におなかに異変が
仕事仲間の中には、妊娠していたのも知らなかった程。3週間前に里帰りし、毎日買い物や食べ歩きをして妊娠生活を楽しんでいました。出産予定日2日前、いつも通り母と姉と3人でショッピングに出掛けていました。すると、想像していた陣痛と違い、少しおなかの痛みを感じるように。出産日が近づいていたので、そのまま病院へ向かいました。病院へ着き検査をしてもらうと、「子どもの呼吸が止まっている」と言うのです。
慌てて分娩室へ運ばれ、予想外の帝王切開に。「ここまで何もなく、順調だったのに、なぜ……」と不安をかかえ、出産しました。産後、なぜ呼吸が止まっていたのかと医師に聞くと「へそのおを手で握り、呼吸できていなかったんだと思います。」とひと言。ただ、握っていただけだったと聞いて、ほっとしました。今ではおなかの中でやんちゃな子だったとよく話しています。
妊娠中、生活に気をつけていてもおなかの中で予想できない事が起こってしまう事があるのだと実感しました。
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出産は本当に十人十色。今回のママのように、順調と思っていた妊娠生活の中で思いがけない出来事が起きることもあります。
赤ちゃんがへその緒を手で握ること自体はよくあること。多くは問題ありませんが、強く握ったり、へその緒が引っ張られるような姿勢になった場合、一時的に血液や酸素の流れが悪くなることがあります。 その結果、モニター上で赤ちゃんの心拍が下がったり、呼吸(胎内での酸素供給)が止まってしまうこともあるのだそうです。また、これに似た状態として「臍帯巻絡(さいたいけんらく)」があげられます。おなかの中で赤ちゃんの首や手足などに臍帯(へその緒)が巻き付いている状態をいい、全分娩の20〜25%にみられるといわれています。
「おなかの中でも元気に動いていたんだね」と笑って話せる今があるのは、ママと赤ちゃんが無事だったからこそ。出産に“絶対安心”はありませんが、だからこそ命の誕生はかけがえのない奇跡なのだと感じさせてくれますね。
著者:中村みく/40代女性・自営業/ウエディングプランナーをしながら、7歳の娘を育てる母。旅行と子育てが趣味。
イラスト:miyuka
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年7月)
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