私は、身長も体重も平均値で、妊娠後も食べたいときや食べられるときに好きなものを食べていました。そんな油断ばかりのマタニティライフでしたが、妊娠後期になって急な体重増加が……。急な体重増加を抑えるために私がおこなった体重管理の方法をご紹介します。
妊娠中の体重管理
私の通院していた産婦人科では、「出産時の体重は妊娠前の体重プラス10kgに抑えましょう」と説明され、体重管理に関して少し厳しい病院でした。私は妊娠後も大きく食事量を変えることなく、妊娠中期の体重も妊娠前の体重プラス5kg未満だったため、まったく体重管理をしていませんでした。
ところが、油断していた妊娠後期から体重が急に増加し始めてしまったのです。さらには、体重が増え始めてからむくみを感じるようになってしまいました。案の定、健診で体重増加を指摘されてしまいました。
妊娠後期の体重増加のリスク
妊娠したことで体重が増えるのは自然なことですが、急激な体重増加は妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病のリスクを高めたり、出産に悪影響を及ぼす可能性もあるそうです。そのため、体重増加をゆるやかなものにしなければなりませんでした。
私の場合、病院では「1週間で体重増加を500g未満」にするように指導されました。妊娠中は減量ではなく、体重の増加を抑えることが必要なのだそうです。
妊娠後期の体重増加を抑えるために
まず心がけたことは、食材選びです。低カロリーで栄養素の高い海藻やきのこを増やし、3食必ず食べ、野菜ジュースを生野菜や蒸し野菜に替え、いつも以上にたくさん噛むように心がけました。
また、手足のむくみがひどかったため、塩分制限のレシピを見ながら塩分控えめの献立を取り入れました。塩分を控えすぎることもよくないため、助産師さんに相談しながら、自分に合った食事を見つけることが大切だと感じました。
BMIによって、妊娠中に増加してもいい体重の範囲は異なります。そのため、妊娠中は体重を減らすダイエットではなく、急激な体重増加を防ぐ体重管理がとても大切です。自己判断ではなく、助産師や周囲の人に相談しながら無理のない体重管理を心がけたいですね。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:手塚みく
三兄弟の母。義父母と同居し、異母兄弟の母として毎日奮闘中。妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆をおこなう。