認知症がそれなりに進行してからも、アクセサリーをつけておしゃれを楽しんでいたあーちゃん。しかし、施設はトラブル回避のために貴金属の持ち込みが認められていません。そこで、アクセサリーはなーにゃんが預かり、あーちゃんはワフウフさんが作ったビーズを編み込んだ指輪を持つことに。しばらくは「私のアクセサリーがないのよ……」と言っていたあーちゃんも、しばらくすると「自分のアクセサリー」=「ビーズの指輪」ということが定着してきたようでしたが……。結局「普段つけるのを持ってきてもらわなくちゃ!」と貴金属を持ってくるよう求めようとして、なーにゃんもワフウフさんも苦笑いです。
もう十分伝わっているはず

先日、あーちゃんと出かけていたときのこと。帰りのバスを待っていると、あーちゃんの背中をつつく人がいました。振り返ると、そこには同じ施設で暮らすおばあちゃんの姿がありました。

この日は息子さんが冬服を持ってきてくれたらしく、私たちに息子さんを紹介してくれました。

張り切ってあいさつをするあーちゃん。

息子さんも和やかに応じてくれたのですが……。

ついさっきのことを覚えていられないあーちゃんは、何度も何度もあいさつをしていました。

バスでは離れた席に座ったものの、同じ階の入居者ということもあって、バスを降りてからもあーちゃんのあいさつ攻撃は続きました。

あーちゃんの感謝の気持ちは、十分すぎるくらい息子さんに伝わったと思うので、もうやめてあげて!

ちなみに、おばあちゃんは私たちにもよくしてくれます。私に会うと「遠くに住んでいる娘さんね」とすぐにわかってくれたのですが……。

それを聞いたあーちゃんは、私とおばあちゃんに面識があったことに驚いていました。

めちゃくちゃ会ってるんですけどね……。忘れているのは、あーちゃんだけです。

どうしてあーちゃんの中では、私の影が薄いのでしょうか。なんだか、悲しいです。
先日、あーちゃんと出かけたときのこと。帰りのバスを待っていると、後ろからあーちゃんの背中をつつく人がいました。驚いて振り返ると、そこには同じ施設に入居するおばあちゃんの姿が。この方、あーちゃんと同じ階で暮らしていて、何かと声をかけて気づかってくれる、本当にやさしいおばあちゃんです。今日は息子さんと一緒にいて、あーちゃんと私に息子さんを紹介してくれました。
あーちゃんは張り切って「いつもお母様には大変お世話になっています」とあいさつをして、息子さんも和やかに応じてくれたのですが……。認知症のため、あいさつをしたことをすぐに忘れてしまったのか、バスを待っている間に同じあいさつを何度も繰り返していました。バスでは別々の席に座ってホッとしたのもつかの間、施設に戻ってエレベーターに乗り込むと、またあいさつをし始めたのです。おばあちゃんはあーちゃんと同じ階に暮らしているため、エレベーターを降りる階も同じ。あいさつ攻撃は部屋の前で別れるまで続きました……。
ちなみに、このおばあちゃんは私に会ってすぐ、「えーと、あなたは……遠くに住んでいるほうの娘さんね」と声をかけてくれました。しかし、それを聞いたあーちゃんは「えっ!? 会ったことあるの!?」とびっくり。20回を下らないほど会っていますけどね。記憶にないのは、あーちゃんだけ! 相変わらず、あーちゃんの中に私に関する記憶が残っていなくて、悲しくなってしまいます。
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あーちゃんが、いつもお世話になっていることを心から感謝していて、その気持ちを息子さんに伝えたいだけなのはよくわかるだけに、あいさつ攻撃をむやみに止められないのがもどかしいですね。何も悪いことをしていないのに、初対面の息子さんを困惑させてしまう状況は、見ていてつらいですね。
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ワフウフ