若い男性に抱いた最初の印象
ある年、地域の清掃活動に参加したときのことです。その日、20代くらいの若い男性が新しく加わりました。
その男性はあいさつはきちんとしてくれるものの、自分から積極的に会話をするタイプではありませんでした。休憩中も、周囲と雑談をするよりスマートフォンを見ている時間が長かったように思います。
その様子を見て、私は「最近の若い人は人付き合いが苦手なのかもしれない」「本当にやる気があるのだろうか」と、心の中で勝手に決めつけていました。
活動後に見えた意外な一面
ところが、清掃活動が終わるころになると、その男性の印象は大きく変わりました。彼は、参加者それぞれの作業内容を写真付きで整理し、次回の活動予定や必要な準備についてわかりやすくまとめて共有してくれたのです。単に記録を残すだけでなく、誰が見ても内容を理解しやすいように工夫されていました。
さらに、高齢の参加者がわからない点については、一人ひとりに丁寧に説明していました。その姿を見て、私は休憩中にスマートフォンばかり見ていると決めつけていた自分の見方が、ずいぶん一方的だったことに気付きました。
思い込みに気付かされた瞬間
後で話を聞くと、休憩中に見ていたスマートフォンも、遊んでいたわけではなかったそうです。活動内容の記録を確認したり、資料作成の準備をしたりしていたとのことでした。
私はその話を聞き、自分の思い込みを恥ずかしく感じました。表情があまり変わらないことや、会話が少ないこと、スマートフォンを見ていることだけで、その人のやる気や人柄まで判断していたのです。
人には、それぞれのやり方があります。それが必ずしも無関心や不誠実さを意味するわけではないのだと、身をもって知る出来事でした。
まとめ
この出来事を通じて、表面的な印象だけで相手を判断することの危うさを学びました。自分にとってなじみのない行動でも、そこにはきちんとした理由や考えがあるのかもしれません。世代の違いだけで相手をすぐに決めつけるのではなく、まずは相手を理解しようとする姿勢を大切にしたいと思うようになりました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:福島健一/60代男性・無職
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年7月)
※一部、AI生成画像を使用しています。
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