元娘から結婚の報告
B美からは結婚式にも招待されました。血のつながりはありませんが、かつて家族として暮らした大切な存在です。僕は「おめでとう。もちろん出席するよ」と伝え、結婚祝いとして50万円を渡そうと考えていました。
ところが、その話をすると、B美は驚いたように言ったのです。
「えっ、50万円? 100万円くらいもらえると思ってた」
さらに、電話の向こうで話を聞いていたA子まで、「ずっと父親みたいなものだったんだから、それくらい出してあげなさいよ!」と加勢してきました。
結婚祝いは100万円!?
僕はこれまでも、離婚後にA子やB美から「あとで返すから」と頼まれ、引っ越し費用や生活費などのお金を貸したことがあります。その中には、今も返してもらっていないものもありました。
それでも、結婚は人生の大きなお祝いごとです。だからこそ50万円ほど用意するつもりでしたが、100万円もの大金を当然のように求められても、納得できません。
「B美の結婚は本当にうれしいよ。でも、100万円はさすがに厳しいな……」
そう伝えると、2人は「はぁ!?」「だって貯金あるんでしょ?」と不満そうな様子。どうやらB美は、僕から100万円ほどもらえると勝手に考え、そのつもりで結婚式のプランを組んでいたようなのです。
婚約者の反応は…
さらにB美は、婚約者にも「前に一緒に暮らしてた義理のお父さんが、結婚祝いで100万円くらいくれるから、結婚式は盛大にやろうよ!」と話していたそうです。
後日、僕から「100万円は無理」と断られたことを婚約者に話すと、「絶対にもらえるわけじゃなかったの? それなのに、もらえる前提でプランを決めようとしてたなんて、おかしいよ!」と注意され、B美は言い返してけんかになったとのこと。
その後、2人は改めて結婚式の予算について話し合ったそうです。当初希望していた内容から、演出などの一部をグレードダウンし、自分たちで無理なく支払える範囲に変更することに。
A子からは「あなたが出してくれたら変更しなくても済んだのに!」と責められました。しかし、僕はせっかくの晴れ舞台を前に、これ以上A子やB美と揉めるのが嫌で、もう言い返しませんでした。
迎えた結婚式当日
そして迎えた結婚式当日。僕も出席し、約束していた50万円をお祝いとして渡しました。
一部内容を変更したとは聞いていましたが、式はとても華やかで、B美も幸せそうな表情を浮かべています。新郎新婦や招待客が楽しそうに過ごす姿を見て、豪華さよりも大切なものがあるのだと改めて感じました。
後日、B美から「この前はあんな態度を取っちゃってごめんね」と謝られました。結婚相手とも無事に仲直りしたそうです。
B美のことは今でも大切に思っており、幸せになってほしいと願っています。今回のことで、誰かを当てにするのではなく、夫婦で話し合うことの大切さに気づいてくれたのなら何よりです。これからは2人で支え合いながら、自分たちらしい家庭を築いていってほしいと思っています。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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