あーちゃんが暮らす施設では、決まった曜日に入浴日が設定されているのですが、通院日と重なっているため、病院の帰りに、なーにゃんの家でお風呂に入ってから施設へ帰るのがお決まりのパターンになっています。先日、いつものようにあーちゃんがなーにゃんの家でお風呂に入った後、用意していた下着が残されていました。ところが、あーちゃんは下着をはいていると言うため、残っていた下着を広げてみると……、おもらしによるシミが付いていました。結局、その下着はなーにゃんが洗っておくことになったのですが、施設に戻った後、受け取ったあーちゃんの3日分の洗濯物は、なんと、肌着1枚とハンカチ1枚だけ……。パンツが1枚もなかった理由は、おもらしをして隠したのか、着替えなかったのか、不明ですが、ワフウフさん姉妹は、あーちゃんが必要なときに下着を替えられているのか、心配になってしまったのでした。
ひとりでは着替えもままならないのに

あーちゃんが暮らす施設で懇談会が開催され、なーにゃんがあーちゃんと一緒に参加してくれました。配られた資料の中にあった「自立~要介護5までの入居者人数」の表を、あーちゃんはじっと見つめて……。

「ここは介護が必要な人ばかりなのね」とひと言。

なーにゃんが、介護が必要じゃなくても、いろいろな理由で入居している人がいると説明します。

すると「そうよね」と納得して……。

「私だってそうだし!」とサラリと言い放ちました。

あーちゃんの言葉に、思わず心の中で「何言ってるの?」と突っ込まずにはいられなかった、なーにゃん。

懇談会の前にも、前日からまったく着替えた様子がなかったあーちゃんを説得し、着替えさせたばかり。ひとりで着替えもままならない状態だというのに……。

一応、言葉を選びながら「あーちゃんだって私たちの助けが必要になってきている」と伝えます。

しかし、その言葉にはピンとこない様子。あくまでも、自分は「介護が必要じゃない人」という認識のようです。
あーちゃんが暮らす施設で、懇談会がありました。内容は、入居者からこんな要望があったとか、ご家族からこんなクレームがあったとか、そうした内容の共有や施設の現状報告があり、なーにゃんがあーちゃんを連れて参加してくれました。懇談会ではいろいろな資料が配られ、その中に自立から要介護5までの入居者人数が表になっている資料があったのですが、あーちゃんはそれをじっと見つめて「ここは介護が必要な人ばかりなのね」とひと言。そこで、なーにゃんが「介護が必要じゃなくても、1人暮らしが不安だから入居している人もいる」と説明すると……。
あーちゃんは「そうよね、介護が必要じゃない人もいるわよね」と納得したように言ったあと、「私だってそうだし!」とサラッと言い放ったのでした。この発言に、なーにゃんは「何を言っているの?」と心の中で突っ込まずにはいられません。懇談会に参加する前だって、まったく着替えている様子がなく、なーにゃんが声かけをして着替えさせたばかり。ひとりでは着替えもちゃんとできなくなっている状態なのに、あーちゃん自身には介護されているという自覚はないようです。
なーにゃんは、言葉を選んで「あーちゃんだって、年とともにだんだんと私たちの助けが必要になってきているでしょ?」と言ったのですが、あーちゃんはピンときていない様子で「そうかしら……?」と言うだけ。認知症の人にも、病識がある人とない人がいますが、その違いがどこにあるのかはわかりません。病識があると「なんだか自分がおかしくなっていく」と不安になってしまって、本人がとてもつらいと思うのですが、病識がないと、家族が追い詰められてしまい、つらいものです。
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病識が乏しい認知症の人の介護では、本人が支援の必要性を感じられず、介護やサービスを拒むこともあり、大変なことが多いもの。家族だけで抱え込むのではなく、ケアマネジャーや地域包括支援センターなどに相談し、専門職の技術や経験も頼りながら、家族が抱え込みすぎないことが大切です。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
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ワフウフ
