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「着替えの手伝いは必要ない」母はそう言うけれど、心配すぎる着替え事情 #母の認知症介護日記 344

「母の認知症介護日記」第344話。アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。

母・あーちゃんは、日常的にウィッグを使わなくなったことで、少し薄毛が気になるように……。そこでワフウフさん姉妹は、帽子を買ってあげることにしました。実は昔、長兄に「おまえはブスだから帽子が似合わない」と言われて以来、帽子がトラウマになっていたあーちゃん。最初は「いらない」と言っていたものの、試着するうちに気が変わってきたようで、気に入ったものを購入しました。しかし数日後、「私、夫にブスだから帽子は似合わないって言われたのよ! 絶対にかぶりたくないわ!」と、なぜか長兄の発言が父の発言へとすり替わり、トラウマが復活してしまいました。最近のあーちゃんは、こんなふうに言うことややることがコロコロと変わり、ワフウフさん姉妹は翻弄されるばかり。それでも「甘いものが食べたい」という欲求だけは常にブレることがなく、不思議に思っています。

先日、ワフウフさんと出かけていたときに、あーちゃんが洋服を欲しがりました。セールでお得になっていたこともあって、購入することにしたのですが、あーちゃんは大喜びしながら「洋服を買うなんて、何十年ぶりかしら!」と言っていたので、「頻繁に買ってあげているのに……」と、ワフウフさんは困惑してしまいます。それから3日後。今度は姉・なーにゃんと一緒に出かけて洋服を買ったあーちゃん。またもや「洋服を買うなんて、何十年ぶりかしら!」と言っていました。そして、買ったばかりの洋服のことも「あら……? これ、何かしら?」と不思議そうに見つめる始末。購入すると決めた洋服を握りしめながら「私はもう洋服は買わないわ!」と言うこともあり、ちぐはぐな言動に、ワフウフさん姉妹は困惑してしまうのでした。

 

ちゃんと着替えているの!?

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

施設の入浴日が通院と重なっているため、あーちゃんは病院の帰りになーにゃんの家でお風呂に入ってから施設に帰るのがお決まり。なーにゃんは、あーちゃんが入浴中に着替えを準備しておいたのですが……。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

あーちゃんがお風呂から上がったのに、用意した下着が残っていました。しかし、あーちゃんは下着をはいていると言っていて……。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

残っていた下着を広げてみると、おもらしのシミがありました。

 

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

洗濯に出そうかと言うと、あーちゃんは「自分で洗うからいい」と言いますが……。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

なーにゃんが洗っておくと言うと、素直にうなずきました。おもらししたことが施設の人にわかってしまうのが、恥ずかしいのかもしれません。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

入浴後、施設に帰ったところで、施設に預けていた洗濯物が洗いあがって戻ってきました。しかし、戻ってきたのは肌着1枚とハンカチ1枚だけ。3日分の洗濯物にしては少なすぎます。でも、あーちゃんは毎日着替えていると言い張るので、それ以上何も聞くことはできず……。

 

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

施設に入った当初は、着替えのサポートもお願いしていたのですが、あーちゃん本人が拒否したことでそれも難しくなりました。ちゃんと洗濯をしているかどうか、面会のたびに洋服のにおいを嗅ぐしかないのでしょうか。

 

 

施設では決まった曜日に入浴日が設定されているのですが、あーちゃんは通院の日と入浴日が重なってしまっているため、病院に行った後に、なーにゃんの家でお風呂に入ってから施設に帰るのが習慣になっています。なーにゃんは、あーちゃんがお風呂に入っている間に着替えを用意しておくのですが、この日はあーちゃんがお風呂から出てきたのに、脱衣所に用意した下着がそのまま残っていました。

 

「あーちゃん、パンツはいてる?」となーにゃんが確認すると、あーちゃんは「はいている」と言い、残された下着は「はいてきたやつ」だと言います。でも、なーにゃんは肌着類を新しいものに替えておいたはず……。不思議に思って、残された下着を広げてみると、そこにはひと目でわかるくらいのおもらしの形跡が……。「はいたやつなら、洗濯に出そうか」と、何事もなかったかのようになーにゃんが言うと、あーちゃんは「自分でちゃちゃっと洗うからいいわよ!」と答えたので、「じゃあ、私が洗っておこうか?」と言うと、あーちゃんは素直にうなずきました。施設におもらしをしたことを知られるのが恥ずかしかったのかもしれません。

 

その後、施設に戻ったときに3日分の洗濯物を受け取ったのですが、中身は肌着1枚とハンカチ1枚だけ。下着のパンツが1枚もありません……。おもらしをして隠してしまったのか、着替えをしなかったのかはわかりませんが、たとえおもらしだったとしても、本人が認めるとは思えないので聞けません。そして、肌着だけではなく洋服も最近は決まったものばかりを着ているので、洗濯できていないような気がします。施設に入った当初は着替えのサポートもお願いしていたのですが、本人が拒否したため、実現しませんでした。洗濯物の量が極端に少なくても、施設側で確認をしてくれるわけではないので、面会に行くたびに私たちがチェックしなければならないのでしょうか……。

 

--------------

 

あーちゃん自身が認知症であるという認識がないため、プライドを傷つけずに状況を把握できるような声かけができれば理想的ですが、なかなか難しそうです。とはいえ、このまま失禁や排泄の失敗が続くようなら放っておくわけにもいかないので、施設に相談してみてもいいのかもしれませんね。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

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この記事の著者
著者プロファイル

マンガ家・イラストレーターワフウフ

昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。 2023年4月、書籍「アルツフルデイズ 笑いと涙の認知症介護」発売。

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