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「注射を打ってください!」6年耐えた右親指の痛み。3時間待って私が決めたこと【医師監修】

更年期以降の女性に多いといわれる手指の痛み。私も約6年間、右手親指の付け根の痛みに悩んでいます。もうすぐ54歳で、もはや更年期もベテランの域に達した感がある私ですが、この痛みだけはじょうずに付き合えていません。医師からすすめられた関節内注射は怖くて受けられず、ただ痛みに耐える日々。そんな臆病な私がついに決断する日がやってきました!

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師中村 光伸先生
光伸メディカルクリニック院長

医学博士。整形外科医の知見から骨の仕組み、体の動かし方を活かした骨のトレーニングを提唱する骨の専門医。骨の強化と全身の機能回復を両立する「骨たたき」を考案。若々しい体を取り戻す「リバースエイジング」の専門家としてメディアにも多数出演。著書に『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』(アスコム)。
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更年期以降の女性に多い母指CM関節症の痛み

48歳のころに始まった右手親指の付け根の痛みは、整形外科で更年期の女性によくある「母指CM関節症」と診断されました。関節が亜脱臼しているそうで、医師からはなるべく装具で固定して手を酷使しないこと、痛みがひどい場合は注射か手術の選択もあることを説明されました。

 

「手に注射なんて想像するだけで痛い! 手術なんてもっと無理!」そう思った私はサポーターで固定したり、ストレッチをしたりと、自分でできる対策を選びましたが、症状は一進一退。手指の痛みへの働きが報告されているエクオールを含むサプリメントは、私の場合、変化を感じましたが、痛みが完全に消失するわけではありませんでした。

 

家事や仕事をセーブするわけにはいかないし、ましてや感染予防のため頻繁に手洗いや消毒をする必要があります。1日中サポーターを付けて安静になんて、そもそも無理な話です。

 

もしかしたら右手親指の痛みは更年期が終わっても続くのかもしれない。なんとかしないと、と思うのですが注射は嫌だと悩んでいました。

 

新しいクリニックでついに注射を決意

近隣の整形外科の診断はすべて同じだったため、私は違う治療法を求めて新しく開院した整形外科を受診しました。真新しいクリニックはどうやら大人気のよう。初診の私は診察まで2時間、エックス線検査を終えて再び呼ばれるまでさらに1時間かかりました。

 

そして待ちくたびれた私に、医師は今までと同じ診断を下しました。「固定して安静にしてください。ストレッチも大切ですよ。我慢できないなら注射を打っていきますか?」。

 

これまで6年間、注射が怖いなら痛みと付き合っていくしかないと現状を受け入れてきた私ですが、もうそれでは永遠に解決しないのだと悟りました。「注射を打ってください!」。あんなにためらっていたのがうそのように私は一瞬で決断し、医師にそう告げたのです。

 

3時間も待ってこのまま手ぶらでは帰れない! という謎の損得勘定が働いたのも事実ですが、長い間耐えてきた痛みに疲れ果ててしまったのが本当のところ。医師は「注射は第一選択ではないけれど、痛いのなら打ってみましょうか。ラクになりますよ」と言ってくれました。

 

 

3日後には痛みが気にならないほどに

あっという間に準備が整い、私は右手親指の付け根にステロイド薬と麻酔薬を混合した関節内注射を受けました。実際に注射を目にしたときには恐怖を覚えましたが、意外に針は細く痛みは想像していた痛みの10分の1くらい。しかし、時間がたつにつれ母指球(親指の付け根のふくらんだ部分)がパンパンに腫れてきて、その日は本来の指の痛みより注射の痛みのほうがとても強く出ました。

 

変化が表れたのは3日後のこと。注射部位の痛みが引くにつれて母指CM関節症の痛みもすっかり消失したのです。今までうっかり右手を使ってはイタタ……となっていたのに、洗濯ばさみをつまんでも、ジャムのフタを開けても、ドライヤーを持っても、痛くない!

 

ステロイドの関節内注射は、同じ関節に頻回に行う場合には注意が必要とされ、回数や間隔は医師と相談しながら判断する必要があるようです。私自身も長い間抵抗感があったわけですが、実際に受けてみると、私の場合は想像以上に痛みが軽くなり、驚いています。注射から2週間以上たつ現在も、私の場合は痛みが抑えられた状態が続いています。

 

今後いつ再発するのかはわかりませんが、ひとまず痛みから解放されたことで心まで軽くなりました。

 

まとめ

新しい整形外科を受診したことがきっかけで、ずっとためらっていた関節内注射を受けることになりました。私の場合、母指CM関節症の痛みが大きく軽くなり、家事や仕事の動作がしやすくなりました。痛みから一時的にでも解放されたことで、気持ちまで軽くなったように感じています。

 

薬の効き目が弱まって痛みが再び出たときにどうするのか、まだそこまで考えは及んでいませんが、サポーターとストレッチも継続しつつ、注射のメリットと注意点をしっかりと理解して対処していきたいと思います。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

※AI生成画像を使用しています

 

監修:中村光伸先生(光伸メディカルクリニック院長)

著者:坂本 みやび/50代女性。男子2人の母。夫の自営業を手伝いながらマイペースにライター活動中。息子の野球に全集中した12年間が終わり、燃え尽きた後にやってきたのは更年期と介護。趣味のヨガで体を整えている。

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

 

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