慣れない土地で家事と育児の日々
夫は仕事が忙しく、帰宅が遅い日が続いていました。末っ子が保育園に入園できなかったため、私は仕事に就けず、日中は子どもと一緒に家で過ごしていました。
慣れない環境で家事も育児もひとりでこなす毎日は、私にとって負担の大きいものでした。それでも、仕事で忙しい夫を少しでも支えたいと思い、家のことはできる限り自分で引き受けていました。
衝撃を受けた夫のひと言
ある休日、家族で過ごしていたときのことです。私は夫に「たまにはごはんを作ってよ」とお願いしました。
すると夫は、驚いたように「えっ、なんで? 毎日暇でしょ?」と言ったのです。その瞬間、それまで張り詰めていた糸が切れたように、涙があふれてきました。
夫に負担をかけないよう、家事も育児もひとりで頑張ってきたつもりでした。それなのに、夫には私が毎日暇に過ごしているように見えていたのだと思うと、悲しさと悔しさでいっぱいになりました。
私は、これまで抱えていた思いをすべて夫にぶつけ、「もう一緒にはいられない」と離婚の話まで切り出しました。
毎週土曜日は夫が料理を担当
私の言葉を聞いた夫は焦った様子で、何度も謝りました。そして、「これから毎週土曜日は俺がごはんを作る」と約束したのです。
それ以来、夫は今でも土曜日になると食事を作ってくれています。実際に料理をするようになってからは、「夜ごはんを作るだけでもこんなに大変なのか。本当にごめん」と、以前の発言について改めて謝ってくれました。
さらに、たまに甘いものを買ってきてくれたり、「部屋、掃除してくれたの? きれいだね」と声をかけてくれたりするようになり、私の頑張りを言葉にして認めてくれるようになりました。
夫が私の大変さに気付いてくれたことで、私も、毎日仕事を頑張っている夫への感謝を改めて感じるようになりました。自然と「お疲れさま」と声をかけることも増え、お互いに感謝を伝え合えるようになってからは、喧嘩をすることもほとんどなくなりました。
まとめ
現在は私も仕事を始め、夫婦で助け合いながら日々を過ごしています。この出来事を通して、身近な相手でも、負担や頑張りは言葉にしなければ伝わらないことがあると感じました。お互いの大変さを知り、感謝を言葉にすることが、夫婦関係を見直すきっかけになったと思います。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:橘ココ/30代女性・パート
イラスト:おーちゃん
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年7月)
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