年収300万円台ボーナスなしで年間100万円の貯金を継続している3児のママ、Nagomyさん(@nagomy39)。これまで、家事の手間を少しでも減らすために断捨離を続け、ついに衣替えをしなくても良い画期的なシステムが出来上がったそうです。
被服費の節約にもなり、家事の時短にもなり、毎朝コーデに悩む無駄な時間もなくなり、いつでも快適に過ごせるようになったという、Nagomyさん流の「被服費0円サイクル」を教えてもらいました♪
衣替えをなくす洋服の手放し方
「自分が一番似合う服だけに絞ってみよう!」
私はインスタグラムなどでキラキラしているおしゃれさんではありません。
少しでもおしゃれさんに近づけるように、いろいろ試して流行を追ったこともありましたが、毎日コーディネートに悩み、悩む時間も長く、一生懸命考えてコーデした割にあんまりおしゃれに見えない……。
また、流行を気にして購入した洋服は、次のシーズンには流行遅れになっているし、手持ちの洋服とは合わせづらいのでトータルコーデで購入することになり、どんなにプチプラのもの買ったとしても結局かなりのお金がかかってしまっていました。
そして、やっと気が付いた。
一番おしゃれに見えてしっくりくるのは定番コーデなんだ、と。
服を断捨離するとき、「何を手放したらよいのかわからない」という方は、まずはNagomyさんがおすすめする下記の方法で、“自分に似合う服だけ”に絞り込んでみましょう!
①パーソナルカラー診断で自分に似合う色を知ろう
ある日、鏡に映った自分を見て率直に思ったこと。
「わたし、黒が全然似合わない……」
そんなときに、自分に似合う洋服をどう選べば良いのかネットで検索していると、パーソナルカラー診断というものがありました。
きちんと調べてくれるサービスや書籍も多数販売されていますが、私が利用したのはネット上で無料でできるものです。
私は「スプリング」タイプです。
いくつかの無料診断で試してみましたが、スプリングタイプと出ることが多く、おすすめの色を見ても、自分でも一番似合うと思って好んで買っていた色とばっちり一致していたので、これは間違いない!と思いました。
パーソナルカラーとは、その人が持って生まれた肌や髪、瞳などの色と雰囲気が調和する色、つまりその人に“似合う色”のことです。
自分のパーソナルカラーを知っておくことで、服選びの際に色で迷うことがなくなり、断捨離のときには似合わないと感じるものを手放すことができますね。
②骨格診断で似合うスタイルを知ろう
次に実践したのが、骨格診断。
私は体育会系出身。水泳、柔道、水球とやってきたおかげで、今も素晴らしい二の腕がご健在(泣)。
それなのに、上半身がタイトでボトムスがワイドなものを着ては「なんかしっくりこないなぁ」とモヤモヤ……。
パーソナルカラーを診断していると、合わせて骨格診断も検索結果に出てくることが多かったので、一緒にやってみることに。
私は、「ストレートタイプ」。
首や胸元が縦にすっきり見えるものが似合うとのこと。
確かに、シャツを着て胸元まで開けて中のシャツやタンクトップを見せるように着ているときが、自分でも一番しっくりきていたのです。
骨格診断では、太っている、痩せているなどに関係なく、生まれ持った骨格を体の質感やラインの特徴などから、3つの骨格タイプに分類します。自分の骨格タイプがわかれば、自分の体形をきれいに見せてくれるファッションアイテムを見つけられるようになるのです!
こちらもネットで検索すると、無料で診断できるサイトが多数出てきます。
③似合わないアイテムは処分しよう
自分に似合う服がわかったところで、自分に似合わないイマイチなものは処分しましょう。
「イマイチだな~」とか、「この洋服、コーデしづらいんだよな~」と思っている洋服は、どんどん処分した方がいいと私は思います。
クローゼットやタンスに入っていると、毎日目にするので「着ないともったいないよな~」という気持ちになります。
でも、着ても結局、自分に似合わなくて1日モヤモヤ……。
モヤモヤした気持ちでいると、1日の家事・育児・仕事のパフォーマンスは悪くなる一方だと思います。
逆に、お気に入りや似合う服を着ているときって、やっぱり気分も晴れ晴れウキウキするし、仕事がはかどるものです。
自分に似合わない服がわかったら、勇気を出してどんどん断捨離!
自信を持って着こなせるアイテムだけが手元に残ると、コーディネートで失敗することもなくなり、なんだか心強い気がしますね。
「私服を制服化」して衣替えいらずに!
洋服の手放し方がわかったら、次は「私服の制服化」に挑戦です!
まずは、1週間毎日違う服を着られるように7パターンに絞ると良いと思います。
1週間毎日違う服を着られる7パターンということは、トップス7枚+ボトムス7枚。アレンジ次第で最大42パターンは作れるので、1カ月間、毎日違うコーデを楽しむことだって可能です。
そのうち、よく着るコーデとあまり着ないコーデが出てくるので、あまり着ないものをまた減らしてみる。そしてどんどん一番お気に入りのものだけに絞り、最終的には3パターンで足りることに気付くと思います。
ジーパンやホワイトパンツは年中着られるので、ボトムスの数はトップスよりも少なくて済みます。
わが家ではこうしてパターン化することを【私服の制服化】と呼んでいます。
写真提供/@nagomy39さん
写真提供/@nagomy39さん
最終的に、定番の3コーデをローテーションで着ることで、毎朝コーデに悩む時間が短縮されます。これで「私服の制服化」が完了!
Nagomyさんいわく、一気に3セットまで洋服を減らしてしまっては、リバウンドもしやすいとのこと。
まさに、ダイエットと同じで、一気にやり過ぎるとストレスを感じて物欲が大爆発してしまい、減らした分と同じだけ洋服を衝動買いしてしまうことも……!?
断捨離にストレスに感じないよう、無理なく少しずつ手放していくのがコツだそうです。
被服費0円サイクル
ここまでくれば、「被服費0円サイクル」の完成も目の前!
洋服の買い方
定番コーデが決まったら、あとは同じ系統のものを買い替えるだけ!
白シャツに不具合が出てきて、そろそろ買い替えかな~と思ったら、同じ白シャツを買い替えれば良いだけ。
ジーパンが擦れてきたな~と思ったら、ジーパンを買い替えるだけ。
あれこれ流行を追って疲れることもないですし、定番の自分に一番似合うが分かっているので無駄に神経をすり減らすこともありません♪
不用品はフリマアプリで売却
私服の制服化によって衣替えがなくなりましたが、衣替え時期に家中の不用品を見直してはフリマアプリで売却しています。
その売却益を使って、洋服を買い替えれば家計からの持ち出しはゼロ!
衣替え時期は、フリマアプリ各社がいろいろなキャンペーンをおこなう時期でもあります。販売手数料が無料になったり、新規登録者にポイントプレゼントがあったりと、よりたくさんの方が購入を考える時期でもあるので、かなり売れやすいです。
写真提供/@nagomy39さん
こうして、断捨離→不用品を売却→売却益で必要な服のみを購入という「被服費0円サイクル」が出来上がります。
「私服の制服化」Q&A
Q.冠婚葬祭用の服は?
A.ドレス1着、礼服1着あればOK
結婚式用にドレスを1着、お葬式・入学式・卒業式などあらゆる場面で着れるブラックフォーマルの礼服1着さえ持っていれば十分です。
「喪服と、入学式などおめでたい場面で着る礼服って同じでいいのかな?」と疑問だった私。
どうやら、礼服という大きなくくりの中に「喪服」というカテゴリーがあるということらしく、兼用でもなんら問題ないようです。
入学式などでは、明るい色のコサージュやブローチ、ネックレスなどの小物で華やかさを足せばOK。
H&Mで大きなお花のコサージュなどが売られているのでおすすめですよ♡
Q.3パターンで洗濯は間に合う?
わが家では毎日洗濯しているので、3パターンでも追いつかないということはありません。雨の日は部屋干ししたり、梅雨や花粉の時期は浴室乾燥機を使います。
ただ、3パターンに絞ると管理がラクになる反面、すべての洋服の着用回数が多いので洗い方には気を使っています。
・ランドリーネットに入れる
・裏返して洗う
これをするかしないかの違いだけで、洋服の傷み具合も全然違うので、多少面倒くさくても裏返すかネットに入れるかは必ずおこなうようにしています。
毎日違う服を着る必要はない
昔は、毎日違う服を着ていないと、周りから「あの人また同じ服着てる」って思われるかも……と感じて毎月のように洋服を買っていました。
でも、あるとき気が付いたんです。
「他人は、自分が何を着ているかなんて大して見ていないし気にしていない」
ということに。
また、「あの人いつも清潔感があるな」って思う人は、
・小物使いがじょうず
・シワがない(きちんとアイロンをかけている)
・毛玉がない
・自分に似合う服を着ている
・へアレンジをしている
な人でした。
同じ服を着ていても、ヘアアレンジを変えていたり、付けるピアスやベルトを変えて違った雰囲気にしていたり。
自分に似合うものを知れば、迷走してあれこれ買って散財することもありません。「私服の制服化」で、あれこれ悩む時間も洋服にかけるお金も衣替えも断捨離して、毎日ご機嫌で過ごしましょう♡
私服を制服化することで衣替えも不要になって、お金も時間も節約できるNagomyさんの被服費0円サイクル。思うように断捨離できず悩んでいる方や、毎日コーデを考える時間がもったいないと感じている方は、ぜひ実践してみてはいかがでしょうか?
このほかにも、皆さんが実践している被服費の節約方法があれば、ベビーカレンダーサイトのコメント欄でぜひ教えてください♪
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協力/Nagomyさん(@nagomy39)