久しぶりに友人と旅行へ
40代後半になり、生理周期が不規則になっていたころのことです。私は「閉経が近いかもしれないし、しばらくは生理も来ないだろう」と思い込み、生理用品を十分に用意せず、1泊2日の温泉旅行に出かけました。
その日はお気に入りのベージュのワイドズボンをはき、久しぶりの友人との旅行に解放感を覚えながら、観光を楽しんでいました。
生理用品は少しだけ持っていましたが、「念のため多めに持って行こう」とまでは考えていませんでした。
旅先で突然襲ってきた下腹部痛
ところが散策の途中で突然、これまでに経験したことがないほど強い下腹部痛に襲われました。同時に、何かが出るような違和感もあり、私は急いで近くの公衆トイレに駆け込みました。
確認すると、予想以上の出血があり、明るい色のワイドズボンにも血が付いていました。友人を待たせている焦りと、服を汚してしまったショックで、しばらくその場で動けなくなってしまいました。
せっかく楽しみにしていた旅行なのに、どうしてもっと準備してこなかったのだろうと、後悔の気持ちでいっぱいになりました。
友人の備えに助けられて
幸い、友人が予備のナプキンを多めに持っていて、私に分けてくれました。さらに、ストールを腰に巻くことで何とかその場をしのぐことができました。
ただ、下腹部痛が続き、体調もすぐれなかったため、その後の予定を切り上げ、早めに帰路につくことになりました。
友人は私を責めることなく気づかってくれましたが、自分の思い込みと準備不足で旅行の予定を変えてしまったことを、とても申し訳なく、悔しく感じました。
まとめ
今回の出来事を通して、生理周期が不規則になっていても、「しばらく来ないだろう」と思い込まず、外出時には最低限の備えをしておくと安心だと感じました。
閉経が近づく時期は生理の周期や出血量が予想通りにならないこともあるのだと痛感し、それ以来、外出時には生理用品を多めに持って行くようになりました。
医師による解説:閉経前の月経変化と受診の目安
閉経が近づくと、月経の周期や出血量が変化することがあります。ただし、強い痛みや普段と異なる出血には注意が必要です。
閉経前に起こる生理の変化
閉経が近づく時期は排卵が不規則になり、月経の間隔が短くなったり長くなったり、経血量が増えたり減ったりすることがあります。数カ月月経が来ない後に再び出血することもあり、しばらく月経が来ないだけでは閉経とはいえません。
強い痛みや多量出血は受診を
これまでにない強い下腹部痛や、普段より明らかに多い出血がある場合は、更年期による変化と決めつけず、婦人科を受診しましょう。原因としては、子宮筋腫(しきゅうきんしゅ/子宮の筋肉にできる良性の腫瘍)や子宮腺筋症(しきゅうせんきんしょう/子宮内膜に似た組織が子宮の筋肉内で増える病気)などが隠れている可能性もあります。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修:早川 潤先生(早川クリニック 院長)
著者:小林佳代子/40代女性・会社員
イラスト:ほや助
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年8月)
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