「膀胱炎だと思ったのに」入院に
発熱の原因は膀胱炎(ぼうこうえん/膀胱に炎症が起きる病気)だと思っていた私。熱が下がらず、解熱剤もなくなったため、病院を受診しました。
ところが、診断は急性腎盂腎炎(きゅうせいじんうじんえん/尿路に侵入した細菌が腎臓まで達し、炎症を起こす病気)で、そのまま入院が必要だと言われました。
自分では軽い膀胱炎だと思っていたため、入院が必要だと聞いて驚きました。
下腹部痛は消化器系の病気ではなく
別の機会には、下痢と下腹部の激痛が続いたため、消化器内科を受診しました。医師からは大腸憩室炎(だいちょうけいしつえん/大腸の壁にできた袋状のくぼみ「憩室」に炎症が起きる病気)の可能性があると言われ、大腸カメラ検査を受けました。
しかし、検査では特に異常は見つかりませんでした。その後のCT検査で大きな卵巣嚢胞(らんそうのうほう/卵巣に液体などがたまり、袋状に腫れた状態)が見つかり、婦人科を紹介されることになりました。
鼻炎の検査でわかったこと
また、長年悩まされていた鼻炎が悪化し、手術を受けることになったときのことです。術前検査の一環としてアレルギー検査もおこなったところ、予想していたハウスダストやダニだけでなく、複数の花粉やイネ科植物などに対する反応が陽性だったことがわかりました。
まとめ
今回の経験を通して、症状だけを手がかりに自分で原因を決めつけると、別の病気の可能性に気付けないことがあると感じました。自分の推測だけに頼らず、症状が続くときには医療機関で原因を調べてもらうことの大切さを実感しました。また、症状がないときにも定期的に健診を受け、自分の健康状態を知っておくことの意味を改めて考えるきっかけになりました。
医師による解説:症状が似ていても原因はさまざま
発熱や腹痛、鼻炎などの身近な症状でも、本人が予想した病気とは異なる原因が隠れていることがあります。症状が続く場合は、検査を含めた適切な診断が重要です。
発熱を伴う尿路感染症を見逃さない
膀胱炎では排尿時の痛みや頻尿、残尿感などがよく見られます。一方、細菌が尿管をさかのぼって腎臓に達し、腎盂腎炎を起こすと、高熱や寒気、腰や背中の痛み、吐き気などが現れることがあります。全身状態によっては入院治療が必要になるため、発熱を伴う場合は早めの受診が大切です。
下腹部痛は婦人科疾患でも起こる
下痢や下腹部痛があると、腸の病気を思い浮かべやすいものです。しかし、卵巣嚢胞などの婦人科疾患でも、下腹部痛や腹部の張りなどが生じる場合があります。症状だけでは原因を判断しにくいため、必要に応じて血液検査や超音波検査、CT検査などを組み合わせて調べます。
検査陽性だけで確定とは限らない
アレルギーの血液検査では、特定の物質に対するIgE抗体の有無を調べます。ただし、検査が陽性でも実際には症状が出ないことがあり、陽性という結果だけでアレルギー疾患と確定するわけではありません。症状が現れる時期や環境なども含めて、医師が総合的に判断します。
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※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修:菊池大和先生(医療法人ONE きくち総合診療クリニック 理事長・院長)
著者:西沢佳世子/40代女性・アルバイト
イラスト:ゆる山まげよ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年8月)
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