聞いたこともなかった“ASC-US(アスカス)”
2人目を妊娠したときは、初期・中期・後期の検査でもどんと構えていました。子宮頸がんの検査も引っかかるとは思っていませんでした。
しかし、3人目を妊娠したとき、妊娠初期の検査結果で“ASC-US(アスカス)”と言われました。その言葉自体を知らなかった私は、産婦人科で「子宮頸がんの検査に引っかかった」ということで、一気に不安になってしまいました。
医師でも判定しにくいグレーゾーン
名前も知らなかった“ASC-US(アスカス)”は、産婦人科の先生に話を聞いてみたところ、検査結果としてはグレーゾーンなんだとか。はっきりと異形が確認できる状態ではないけれど、気にかけないといけないくらいの判定だと言われました。
出産予定の約1カ月前になったら再検査をし、経過を見てみようということで、再検査をおこなうまでの間はずっと不安な日々を過ごしていました。
再検査までのドキドキ
不安でたまらなかった私は、“ASC-US(アスカス)”という言葉をインターネットで調べてみました。いろいろな情報が記載されすぎて、もっと不安になってマイナス思考に……。
出産予定1カ月前におこなう再検査の結果次第では、出産すらできなくなってしまうのではないか、おなかの赤ちゃんの身に何か起こるのではないかと日々不安を抱えていました。
待ちに待った再検査!
そして、出産予定日1カ月前になり、再検査をおこないました。
結果は異常なしでした。数カ月間ずっと不安に駆られていたので、「異常なし」という産婦人科の先生の言葉はとてもほっとしました。稀に妊娠したときに子宮が変形することがあり、そのため、今回子宮頸がんの検査に引っかかったのではないかと言われました。最終的におなかの中の赤ちゃんも無事にすくすくと育ち、希望通りの自然分娩で出産ができました。
今まで気にも留めていなかった“子宮頸がん”。毎年市から郵送されてくる検査にかかる助成金の申請用紙に対しても、なんとも思っていませんでした。しかし、今回の一件で考え方が変わりました。自分のためにも、子どもたちのためにも、しっかり毎年の定期検査をおこなわないといけないと感じました。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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イラスト/(c)chicchimama
監修/助産師 松田玲子
著者:永田真結
4歳の長女、2歳の長男、0歳の次女を持つ母。自身の妊娠、出産、育児に関する体験談を中心に記事を執筆している。