私自身が幼児期からピアノを習っていたこともあり、まだ生後5カ月の娘にピアノの鍵盤を試しに触らせてみました。当たり前ですが、娘にとって本物のピアノの鍵盤は重く、音が少し鳴ってもつまらなそう。娘はカラフルなおもちゃが好きなので、鍵盤を押すと光るおもちゃが欲しいと思い、探しあてたのが『ピカピカひかるピアノ』(朝日新聞出版)という絵本です。
光る鍵盤が楽しい!
ピアノ絵本は他にもたくさん見かけましたが、鍵盤が光るものはとても少なかったように感じます。書店で試し遊びができ、カラフルなおもちゃが好きな娘にとって、ただ音が鳴るよりも光るほうが断然楽しそうだったので購入を決めました。
娘が鍵盤に触れると、軽い力でもきれいに鍵盤が光って、音が鳴ります。音によって異なる色が明るく光り、娘は触りながらニコニコしていました。
音や音楽のバリエーション
娘が生後2カ月くらいから使っていたメリーに収録されていた童謡が、『ピカピカひかるピアノ』にもたくさん収録されていました。
例えば、「もりのくまさん」「きらきらぼし」「ぶんぶんぶん」「おおきなくりのきのしたで」などは娘が特に好きなので、選曲がよかったのも決めた理由の1つです。
音楽だけではなく、猫や犬などの動物の鳴き声も入っていて、その音までもが音階になっていておもしろいです。わが家には猫がいるので、初めて「ニャー」と鳴らしたとき、娘は笑って喜んでいました。
いろいろな遊び方で長く使えそう!
対象年齢は0歳〜2歳ですが、実際に使わせてみて、使いようによっては5~6歳くらいでも楽しめるように感じました。幼いうちは自動演奏モードを聴いたり、自由に音を鳴らしたりして娘は楽しむと思います。
ピアノ絵本なので、しっかり楽譜も付いています。音符の色と同じ色の鍵盤を弾いていけば、楽譜を見て弾く第一歩になりそう! 長い期間楽しめそうな内容で、定価2,530円(税込み)はお得に感じました。
音と光を楽しめる『ピカピカひかるピアノ』を見つけることができてよかったです。椅子に座って離乳食を待っている間などにも、楽しそうに遊んでくれています。これから先、娘がどんな風に遊び方を変えていくのか楽しみですし、いつか本物のピアノにも興味を持ってくれたらうれしいです。
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著者:中村もこ
0歳女児の母。小学校教諭と旅行代理店、保険営業を経験。現在は保育の勉強をしながら、自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。