勝手に進んでいた新築計画
ある日、義母はうれしそうに「いい土地を見つけたの。二世帯住宅にすれば、みんな一緒に暮らせるでしょ?」と言い出しました。
僕が「ちょっと待ってくださいよ。まだ一緒に住むって決めてませんよね?」と返すと、義父は「細かいことは後でいいだろ。もう住宅会社に相談してるんだよ」と答え、話が通じません。
さらに義母から「頭金なら心配ないわよ。あなたたち、ちゃんと貯めてたじゃない!」と、とんでもない言葉が飛び出したのです。
思わず「え? どういうことですか?」と聞き返した僕。妻も不審に思ったようで、「なんで知ってるの?」と尋ねると、義母は「棚にあった通帳を見たのよ。あれだけあれば十分でしょ?」と悪びれもせず答えたのです。
義両親が僕たちの貯金に目をつけて!?
義両親が見つけた通帳は、僕たち夫婦が将来に備えて貯金していた口座のもので、数百万円が入っていました。義父は「どうせ家を買うための金だろ? だったら二世帯住宅に使えば一石二鳥じゃないか」と言います。
妻は「信じられない! 勝手に人の通帳を見たの? 私たちのお金をどう使うか、お母さんたちが決める権利ないでしょ!」と激怒。
しかし義母は「家族なんだからいいじゃない。それに、いずれ私たちの面倒も見てくれるんでしょ?」と開き直ったのです。
妻はしばらく黙ったあと、深くため息をついてから「あのお金ね、お父さんとお母さんのためでもあったんだよ」と打ち明けました。
義両親は「ほら! やっぱり私たちのお金じゃない!」と、ただただうれしそうな顔をしています。
数百万円を貯めていた理由は…
しかし妻は、「違うよ。あくまで私たちのお金だよ。私たちが貯めたんだから」ときっぱり。
そして「私たちの将来のために貯めてたお金だよ。でも、お父さんたちに介護が必要になったり、生活に困ったりしたときは、そこから援助しようねって夫婦で話してたの」と説明しました。
義母は「だったら今使っても同じじゃない!」と反論しましたが、妻は「全然違うよ。必要になったときに私たちの判断で援助するつもりだったの。二世帯住宅が欲しいからって、自由に使っていいお金じゃない」と返します。
僕も「僕たちにも生活があります。将来のために貯めてきたお金を、相談もなく当てにされるのは困ります」と伝えました。
すると義父が「親の老後を助けるのは当然だろ」と不満そうにつぶやきました。
図々しさが招いた結末
その言葉を聞いた妻は、「当然だと思ってるの……?」と複雑な表情に。そして「困ったときには助けたいと思ってた。でも、人のお金を勝手に使おうとする人を助けたいとは思えないよ」と、悲しげに告げました。
「そんな! じゃあ老後はどうするのよ?」と焦る義母に、妻は「まずは自分たちで考えて」と返します。もちろん二世帯住宅の計画も白紙になりました。
義両親とはその後、以前より距離を置いて付き合っています。家族だから助けたいという気持ちはあっても、それを当然の権利のように扱われたら話は別です。
僕たち夫婦は今回の件をきっかけに、家族間でもお金についてはきちんと線を引こうと決めたのでした。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
※AI生成画像を使用しています。
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