施設で暮らすようになってから、あーちゃんは5kgも太りました。もともと痩せ過ぎていたので、見た目は相変わらず細いのですが、自宅から持ち出した洋服がどれもきつくなってしまったので、暖かい裏起毛のズボンを新調することにしました。何本か試着したのですが、ドレッシーな装いが好みのあーちゃんは、カジュアルな雰囲気のズボンはお気に召さない様子です。ワフウフさんたちが選んだズボンも「ちょっとおばちゃんぽくて趣味じゃない」と言っていて、自分がすでにおばあちゃんだとは夢にも思っていないような口ぶりです。その言葉を聞いて、自分は若いという脳内イメージを、そろそろアップデートしてもらいたいと、ワフウフさん姉妹は思ってしまうのでした。
食事をした記憶は残らないようで

正月は、姉のなーにゃん夫婦とあーちゃんと一緒に、宴会をするのが恒例。皆お酒が飲めるタイプなので、この日もシャンパンで乾杯をしてから、赤ワインやらビールやらを楽しんでいました。

昔からほとんどお酒を飲まないあーちゃんですが、実はお酒には強いのです。この日は「おいしいわねえ!」なんて言いながら、赤ワインを飲んでいました。

しばらくすると、気持ちよくなってきたあーちゃん。しかし、気付いたらトイレにこもっていました。

鍵を閉めているので、中の様子はわからないのですが、ノックして声をかけると「少し気分が悪いだけ……。大丈夫」と、返事はあります。

しばらくして、やっとあーちゃんがトイレから出てきたので、ベッドで少し休ませることに。「結構お酒も飲んでいたからね……」と声をかけたのですが……。

すでにお酒を飲んでいたことは忘れている様子。ということは、なぜ今自分の気分が悪いのかわかっていないということ……?

夕方になり、あーちゃんを施設へと送り届けます。お昼、おなかいっぱいに食べているので、夕食は無理をしないでいいとあーちゃんに伝えました。

すると、あーちゃんは「おかずだけ食べればいい」と答えたのでびっくりです……!

さっきまでごちそうをモリモリ食べていた記憶は、どこへ……?

ちなみに、あーちゃんが施設に戻ってから、私たちは飲み直し。気付いたらこの量です……。

おいしかったです……!
正月は、姉のなーにゃん夫婦とあーちゃんと一緒に、宴会をするのが毎年恒例となっています。皆、かなりお酒が飲めるので、この年もシャンパンやら赤ワインやら、ガンガン飲んでいました。あーちゃんは昔からほとんどお酒を飲まないのですが、お酒には強いほうで、この日は「これ、おいしいわねえ!」と赤ワインをほしがって、乾杯のシャンパンと合わせると4~5杯は飲んでいたと思います。
調子よく飲んでいたあーちゃんですが、気が付くとトイレにこもっていました。鍵をかけているので、中の様子はわからなかったのですが、ノックして声をかけると「少し気分が悪いだけ……。大丈夫」と返事がありました。しばらくして、やっとあーちゃんがトイレから出てきたので、ベッドで少し休ませることに。「ごめんなさいねえ……」と言うので「結構飲んでいたからね」と声をかけると……。「私、お酒なんて飲んだ?」と、まさかの返事……。気分が悪くなっているのに、その直前までお酒を飲んでいたことを、すでに忘れていることに驚いてしまいました。
夕方になり、あーちゃんを施設まで送り届けました。「夕食はあまり食べられないかもしれないね。施設の人には伝えておくから、無理に食べなくてもいいからね」と私たちが言うと、あーちゃんは「そうねそうね! おかずだけ食べればいいわよね!」と答えたので、気分が悪くなって休んでいたというのに、それでもおかずは食べられるのか……とあきれてしまいました。さっきまでごちそうをモリモリ食べていた記憶は、もうなくなっているのかもしれません。
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今のあーちゃんは、自分がいつ何を食べたのか、すぐに忘れてしまうようです。それは仕方のないことだとは思いつつも、せめて、好きなものやおいしいものを食べたときの幸せな記憶だけでも、残っていてほしいと思ってしまいますね。
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