正月は、姉・なーにゃん夫婦とあーちゃん、そしてワフウフさんで宴会をするのが毎年恒例となっています。皆、お酒が飲めるタイプで、この年もシャンパンやら赤ワインやらを飲んでいました。あーちゃんは昔からほとんどお酒を飲まないのですが、実はとてもお酒に強く、この日は「これ、おいしいわねえ!」と、赤ワインを積極的に飲んでいたのですが……。気付くとトイレにこもっており、気分が悪くなったようだったため、少しベッドで休むことに。あーちゃんから「ごめんなさいねえ……」と謝られたワフウフさん姉妹は「結構飲んでいたからね」と声をかけたのですが、それに対して「私、お酒なんて飲んだ?」と聞き返しました。気分が悪くなる直前までお酒を飲んでいたことを、すでに忘れている様子に、ワフウフさん姉妹は驚きを隠せませんでした。
症状が進行しても、そこには愛がある

数年前、おせちの中に入っていたお菓子を、全部ひとりで食べてしまったあーちゃん。今回のおせちにも同じお菓子が入っていたので、取り分けておいたのですが……。

今回はお菓子以外に大福が入っていて、あーちゃんは食べ始めてすぐにロックオン。

「さっき取ったでしょ?」とウソをついたところ、あーちゃんはすっかり信用して諦めてくれたので、内心「よし!」とほくそ笑んでいた私。

その後も、栗きんとんや黒豆など、甘いものばかりを食べていたため、少しきつめに注意をして、見えない場所に片付けてしまいました。

しかし、夕方あーちゃんを施設に送って帰ってきてから、おせちが入っていたお重を確認すると、大福がすべてなくなっていました……。皆に聞いても食べていないと言うので、あーちゃんが私たちの目を盗んで食べてしまったようです。油断も隙もありゃしない!

そんなあーちゃんですが、正月とお年玉はきちんと結びついているようで、孫たちにお年玉をあげたいと言ってきました。

私の義両親はすでに他界しているため、あーちゃんは自分のことを「たったひとりのおばあちゃんだもの!」と言って、誕生日やお年玉など、欠かさずにしてくれていました。

この日は、施設でインスリン注射をしてもらう日。早めに出かけようと準備をしていたら、玄関先で何かを必死に探すあーちゃん。

どうしたのかと聞くと、お年玉が見当たらないと言います。

お年玉はなーにゃんが用意してくれていると言っても、自分で用意しておいたと言ってきかないあーちゃん。

本人はお金を持っていないのに、どうやってお年玉を用意したというのでしょう……?

もう一度、お年玉はなーにゃんが用意していると言うと、今度は「私、たしかに家から持ってきた」と言い張ります。

家じゃなくて、施設から来たんですけどね……。

その後、なーにゃんがお年玉を渡すと安心した表情を浮かべたあーちゃん。認知症が進行していても、孫たちにお年玉を渡したいと思ってくれていることが、素直にありがたいです。
数年前の正月、甘いものが大好物で、自制が利かなかったようで、あーちゃんはおせちの中に入っていた人数分のお菓子を、一人で全部食べてしまいました。今回のおせちにも同じお菓子が入っていたため、またあーちゃんが全部食べてしまわないよう、事前に取り分けておくことに。しかし、今回のおせちには、そのお菓子以外にも小さな大福が入っていて、食事を始めてすぐに「私、あれ食べたい」とロックオンしていたあーちゃん。すかさず「あーちゃん、さっき取っていたよ。人数分だから!」とウソをついたところ、あーちゃんはすっかり信じて諦めてくれて、内心「よし!」とほくそ笑んだ私。
でも、その後もあーちゃんは栗きんとんや黒豆、サツマイモの甘煮などの甘いものばかりを食べていたので、少しきつめに注意して、甘いものはあーちゃんの目に触れない場所に片付けたのですが……。夕方、あーちゃんを施設に送り届けた後、おせちのお重をふと見ると、なんと大福が一つも残っていませんでした。皆に確認しても、誰も食べていないとのことだったので、大福を食べたのはあーちゃんで間違いなさそうです。あまりしつこく食べたいと言わなかったので、すっかり油断していました……。それにしても、普段の動作はどんどん遅くなっているのに、こういうときだけは本当にすばしっこいので困りものです。
そんなあーちゃんにも、「正月=お年玉」という認識は、まだ残っているようで、孫にお年玉をあげたいと言ってきました。私の義両親はずいぶん前に他界しているため「私はたった一人のおばあちゃんだもの!」と言って、お年玉や誕生日のプレゼントを欠かさず贈ってくれていました。ありがたいです。お年玉はなーにゃんが準備すると伝えていたのですが「自分で用意した」と言いだして「お年玉が見当たらない」と探し続けていたあーちゃん。物忘れが進んでいる様子はありますが、正月にはお年玉を渡すという感覚は残っていて、孫たちのために用意しようとする姿には、愛情を感じました。
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複数人の目を盗んで大福を食べきってしまうのは、なかなかのテクニックですね。持病の糖尿病のことを考えると少し心配ですが、大好きなものを食べられるとうれしいもの。体調や食事全体とのバランスを考えながら、適量を楽しめるとよいですね。
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