先日、姉・なーにゃんがあーちゃんと用事を済ませて施設へ戻ってきたとき、ちょうど玄関口からご遺体がストレッチャーで運び出されるところでした。刺激が強い光景にあーちゃんが動揺している様子だったので、なーにゃんはそのまま施設の周りを少し歩きました。戻るころには、あーちゃんはさっきのことをすっかり忘れ、笑顔を取り戻していました。近時記憶(最近の出来事に関する記憶)の低下に普段は困っていますが、今回ばかりは助けられました。そんなあーちゃんですが、相変わらず洗濯物を出す量が圧倒的に少なくて着替えが十分にできていないようです。ワフウフさんがさりげなく着替えを促しても、抵抗を見せるだけ……。どうすれば着替えてもらえるのか、ワフウフさんは正解がわからず困り果てています。
「入院中」の妻に生活費を請求するなんて…

先日、なーにゃんが面会に行くと、あーちゃんは将棋を楽しんでいました。

「頭を使えばボケ防止になるかと思ってね!」と、笑顔で言っていたのですが……。

この光景、以前にも見たことがあります……。あーちゃんは、同じ施設で暮らすAさんから将棋を教わっていたのですが……。

しばらくすると、なかなか将棋が覚えられずに嫌になってしまったはず。Aさんも認知症なので、お互い過去の出来事を忘れてしまっているようです。また同じことの繰り返しにならないといいのですが……。

そして、その月も父から生活費の請求メールが届きました。文末には、あーちゃんのことを心配するような文面もありましたが……。
※たんたん:ワフウフさん姉妹の父。あーちゃんの夫。

父には、あーちゃんは「入院中」と伝えているのですが、一緒に生活をしていないというのに、なぜ生活費を請求するのか、理解に苦しみます。

行間を読んで父の気持ちを想像すると……こんな感じでしょうか。

あーちゃんが施設で暮らしていることを知ったら、大騒ぎしそうです。

父はこのとき83歳になりましたが、あーちゃんより長生きして、あーちゃんの遺産をもらう気満々なのです……。怖すぎる!
先日、なーにゃんがあーちゃんの面会に行くと、あーちゃんは同じ施設で暮らしているAさんと将棋を楽しんでいました。「頭を使えばボケ防止になるかと思ってね!」と笑顔で話すあーちゃんでしたが、Aさんから将棋を教わるようになったころにも同じセリフを言っていました。それからしばらくして、なかなか覚えられない将棋におもしろさを感じなくなったあーちゃんは、Aさんから頻繁に将棋に誘われることが嫌になり、断ったはず……。Aさんもあーちゃんと同じように認知症で、お互い過去のやりとりを覚えていないのか、また一緒に将棋を楽しんでいるようです。また近々、あーちゃんが「将棋は好きじゃない! もう教えてほしくない!」と言いだして、同じやりとりを何回も繰り返しそうな気もしますが、ある意味後腐れがなくていいのかもしれません。
そして、その月も届いた父からの生活費請求メール。相変わらず、自宅に住んでいない妻に、自分一人で使った光熱費などの半額を毎月請求してきているのです。父はあーちゃんが施設で暮らしていることを知らないので、表向きは「入院」ということになっています。入院している妻に、生活費を請求するなんてどういう思考回路なのか……。
請求明細の後には「あーちゃんは元気かな。心配している」という一文が添えられていましたが、月に一度の生活費請求のメールに書かれていても、まったく心配が伝わってきません。まあ、行間を読んで父の気持ちを想像するなら「あーちゃんは元気かな。(あーちゃんのお金が減っているのではないかと)心配している」という感じでしょうか……。父はあーちゃんより長生きして、あーちゃんの遺産をもらう気満々です。その執着ぶりが、本当に恐ろしいです。
--------------
心配の気持ちと請求明細がセットで届くと、「どっちが本題?」と思ってしまいそうですね。本来ならあーちゃんにとって頼れる存在であるはずの夫が、平穏な生活を脅かす存在になっていると思うと、なんともやりきれない気持ちになってしまうのではないでしょうか。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように!
-
前の話を読む355話
洗濯物が明らかに少ない…!着替えに抵抗する母への声かけはどうするべきか #母の認知症介護日記 355
-
最初から読む1話
お金が全然入っていない!?認知症を疑うきっかけは何げない会話から #母の認知症介護日記 1
ワフウフ
