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洗濯物が明らかに少ない…!着替えに抵抗する母への声かけはどうするべきか #母の認知症介護日記 355

「母の認知症介護日記」第355話。アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。

寒いと訴える母・あーちゃんのため、カイロを持って行ったワフウフさん姉妹。しかし、あーちゃんは「使い捨て」というのが理解できない上に、冷たいカイロを握りしめて「あったかい」と言っていて「温かさ」もよくわからないようでした。この調子だと、寒さ対策としてカイロを使いこなすのは難しそうです。そんなあーちゃんですが、このところ洋服の趣味が変わってきました。数カ月前まではアニマル柄が大好きだったのに、最近はベージュ系の淡いトーンを好むように。ベージュはとてもすてきな色ですが、食べこぼしも増え、洋服によくシミをつけるようになったあーちゃん。シンプルな洋服だと汚れがとても目立ち、姉・なーにゃんが家に持ち帰ってシミ抜きをする手間がかかってしまいます。そのため、アニマル柄の洋服を好きなままでいてくれたら、汚れも目立たないだろうに……と、ワフウフさん姉妹はあーちゃんの好みの変化を少しだけ残念に思ってしまうのでした。

体重が増え、家から持ってきたパンツがきつくなったあーちゃんのため、ワフウフさん姉妹は裏起毛の暖かいパンツを3本購入しました。1本は裾上げ中のため、しばらくは残りの2本を着回す予定だったのですが……。1本目を初めて履いた日、あーちゃんが食べこぼしのシミをつけてしまったので、なーにゃんがしばらく預かってシミ抜きをすることに。そこで、あーちゃんがもう1本をはこうとしたのですが、なぜか本人が隠してしまっていて、すぐには見つからず……。結局、暖かいパンツを3本も新調したのに、以前から持っていた、きつくて生地の薄いパンツをはくことになってしまいました。「足が冷えるのよね……」と訴えるあーちゃんに、ワフウフさんは思わず心の中で「そりゃあそうだろうね」と突っ込んでいました。

 

どうすれば着替えてくれる?

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

先日、用事を済ませて施設へ戻ってくると、ちょうど玄関口からご遺体がストレッチャーで運ばれていました。かなり衝撃的な光景です。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

あーちゃんはというと、明らかに動揺している様子。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

そこで、なーにゃんは施設の周りを少し歩くことに。

 

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

しばらくして戻ってくると、あーちゃんはさっきの出来事をすっかり忘れたようで、笑顔です。近時記憶(最近の出来事に関する記憶)の低下には困ることが多いのですが、このときばかりは助かりました。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

あーちゃんの部屋にある洗濯ネットの中身を見ながら「ふしぎなポケット」の歌を脳内再生しています。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

ポケットをたたけばビスケットが増えますが、あーちゃんの洗濯ネットの中は何日たってもババシャツが1枚だけ。

 

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

なんて不思議なんでしょう……!

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

不思議でもなんでもないですよね。あーちゃんが着替えていないだけです。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

私が着替えたかどうか確認すると……。

 

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

もちろん本人は「着替えた」と言います。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

「洗濯物が出ていないから、一応着替えておこうか」と言っても拒否。姉・なーにゃんの言うことはわりと素直に聞いてくれるのですが、私には抵抗を見せるのです……。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

さりげなく洗濯を促しても、拒否です。

 

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

あまり言うと表情が険しくなるので、着替えを促すかげんも難しいです……。

 

 

先日、用事を済ませてあーちゃんを施設へ送っていくと、なんと、ちょうど玄関口からご遺体がストレッチャーで運び出されるところでした。もちろんカバーで覆われていたものの、ご遺体だということはすぐにわかってしまい、ちょっと刺激が強い光景でした。あーちゃんはというと「亡くなっているの? ここの人なの? え? 誰なの?」と、明らかに動揺している様子。まずいと思ったなーにゃんは、そのまま施設の周りを散歩することにしました。しばらくして戻ってくると、さっきのことはすっかり忘れていて笑顔を浮かべていたあーちゃん。普段は困らされている近時記憶(最近の出来事に関する記憶)の低下に、思いがけず助けられた出来事となりました。

 

近ごろ、あーちゃんの洗濯ネットを見ながら「ふしぎなポケット」の歌を脳内再生していることが多くなっています。「ふしぎなポケット」は、ポケットをたたくとビスケットが増えていく歌ですが、あーちゃんの洗濯ネットは、何日たってもババシャツが1枚入っているだけ。とっても不思議……ではなく、もちろんあーちゃんが着替えていないだけ。本人は夜に着替えると言っているのですが、洗濯物をチェックすると明らかに少ないのです。

 

困ったことに、なーにゃんの言うことはわりと素直に聞くのですが、私には激しい抵抗を見せるあーちゃん。あまりしつこく言うと、表情が険しくなってしまうため着替えを促すのもひと苦労です。そもそも、私が洗濯ネットをチェックするのも嫌そうにするので、あーちゃんがトイレに行っているときにさりげなく見ているのですが、確認ができても着替えてもらえないと意味がありません。私にあれだけ抵抗するなら、施設のスタッフさんに着替えの補助をお願いしたときは、もっとひどかったのかもしれません。どうやったら抵抗なく着替えてもらえるのか……正解がわからず困っています。

 

--------------

 

着替えができていないと、気になるのが衛生状態の悪化や皮膚トラブルですよね。認知症では、着替えを嫌がったり、同じ服を着続けたりすることもあります。人によって声かけに対する反応が違うのであれば、本人が受け入れやすい人に声かけをお願いするのもよさそうですね。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

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この記事の著者
著者プロファイル

マンガ家・イラストレーターワフウフ

昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。 2023年4月、書籍「アルツフルデイズ 笑いと涙の認知症介護」発売。

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