「年齢のせい」と思っていた疲れやすさ
60代に入ったころから、私は慢性的な疲れやすさを感じるようになっていました。家事をしているだけで息切れすることがあり、立ちくらみを感じることもありました。
それでも、「年齢のせいだろう」「少し貧血気味なだけかもしれない」と軽く考えていました。強い痛みがあるわけではなく、普段通りの生活も送れていたため、わざわざ医療機関を受診するほどではないと思っていたのです。そんな私に転機が訪れたのは、自治体の健康診断を受けたときでした。
便潜血検査でまさかの「陽性」
健康診断で受けた便潜血検査の結果は「陽性」でした。血便など、大腸の異常を疑うような症状はなかったため、結果を見たときは大変驚きました。それでも、「念のため調べてもらおう」という気持ちで大腸内視鏡検査を受けることにしました。
すると検査後、医師から「大腸がんの可能性があります」と告げられました。まったく予想していなかった言葉に、頭が真っ白になったことを覚えています。その後、内視鏡検査で採取した組織の病理検査などを経て、早期の大腸がんと診断されました。幸い転移はなく、手術で切除することで治癒が期待できる段階だと説明を受けました。
それまで体の不調を軽く考えていた中で、まさかがんが見つかるとは信じられませんでした。同時に、「もし健康診断を受けていなかったら、発見が遅れていたかもしれない」と考えると、背筋が寒くなる思いでした。
手術を終え、以前と変わらない生活へ
手術後の経過は良好で、現在は定期的に検査を受けながら、以前と変わらない生活を送っています。
振り返ると、健康診断を受け、その結果をきっかけに大腸内視鏡検査まで受けたことが、病気の発見につながりました。
検査を受ける前は、疲れやすさや息切れ、立ちくらみがあっても「年齢のせい」と片付けていました。大きな異変を感じていなかっただけに、大腸がんと告げられたときの驚きは今でも忘れられません。それでも、あのとき検査を受けたことを、今では心からよかったと思っています。
まとめ
今回の経験で私が強く感じたのは、「強い症状ではないから大丈夫」と思い込んでいた自分自身への反省です。年齢を重ねるにつれて、私は体の変化をつい加齢と結び付けて考えていました。しかし今回、健康診断をきっかけに思いがけない病気が見つかりました。違和感を軽く考えていた自分を振り返るとともに、定期的に検診を受けることの大切さを実感した出来事でした。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修:菊池大和先生(医療法人ONE きくち総合診療クリニック 理事長・院長)
著者:佐藤恵子/60代女性・主婦
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年8月)
※一部、AI生成画像を使用しています。
シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように!
シニアカレンダー編集部
「人生100年時代」を、自分らしく元気に過ごしたいと願うシニア世代に有益な情報を提供していきます!