あーちゃんがなーにゃんの家でお風呂に入ったときは、なーにゃんがお風呂上がりに飲み物と少量のおやつを用意しています。先日も、お風呂から上がったあーちゃんに、なーにゃんが「おまんじゅうと干し芋とリンゴ、どれがいい?」と聞いたのですが、あーちゃんは「おまんじゅうと……えーと、何?」と聞き返してきました。なーにゃんが「干し芋とリンゴ!」と伝えると、今度は「干し芋と……何?」と聞き返してきます。その後も同じやりとりが繰り返され、あーちゃんは最初に挙げられた選択肢以外を何度も聞き返し、最終的におまんじゅうを選びました。なーにゃんは良かれと思っていくつかの選択肢を示したのですが、あーちゃんにとっては負担になっていたのかもしれません。とはいえ、あーちゃんは甘いものを食べられれば満足のようで、ワフウフさん姉妹がそこまで深く考える必要もなさそうです。
たまには人の面倒を見るのもいい

あーちゃんと同じ施設のフロアで暮らす、認知症のおばあちゃん。エレベーターの操作ができないのか、自分が住む階を覚えられないのか、自分の部屋にひとりで帰れないそう。

食事をするテーブルは違いますが、いつもあーちゃんが食後の服薬を済ませるまで待ってくれているようです。

そして、あーちゃんがこのおばあちゃんを連れて、一緒に部屋へ戻っていくそうです。

その姿に「ほっこりさせられます」と言いながら、施設長さんが教えてくれたエピソード。

正直、パンツも自分で替えられなくて、いつもは仕切られながら面倒を見てもらうタイプのあーちゃんが、誰かのお世話をしているなんて……驚きです。

あーちゃんは、根拠のない自信にあふれているので、張り切っているのかもしれません。
先日、あーちゃんが暮らす施設の施設長さんから驚きの連絡をもらいました。それは、あーちゃんが他の入居者さんの面倒を見ているというもの。お世話をしているのは、同じフロアに住んでいる認知症のおばあちゃん。エレベーターの操作ができないのか、自分が住む階を覚えられないのか、食堂から自分の部屋にひとりで帰ることができないそうです。
そのおばあちゃんは、あーちゃんと違うテーブルで食事をしているようなのですが、必ずあーちゃんが食事を終えて食後の薬を飲むまで待っていてくれて、一緒にフロアまで帰っていくのだとか。2人の姿を見て、施設長さんは「なんだかほっこりさせられます」と言ってくれました。正直、パンツすら自分ではき替えられなくなったあーちゃんが、人の面倒を見ているなんて驚きです。
このごろ、あーちゃんは以前より会話がかみ合わないことも多くなってきてしまったし、行動にも戸惑うことが増えています。それでも、自分ができることで誰かの役に立てているのなら、本人の自信につながっていいのかもしれません。いつもは娘たちに頼り切りのあーちゃんですが、たまには人の面倒を見る側に回ってみるのも新鮮でいいのではないでしょうか。頼られることでちょっと張り切って、少しでも張り合いにならないかな……と淡い期待を抱きつつ、見守ろうと思います。
--------------
あーちゃんは、自分がしっかりお世話できていると感じて、張り切っているのかもしれません。自分の身の回りのことに支援が必要になっている中でも、他人を思いやる姿が見られることは、ワフウフさん姉妹にとってはうれしいニュースでしたね。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように!
-
前の話を読む357話
「おまんじゅうと干し芋とリンゴ」たった3つの選択肢が覚えられなくなった母 #母の認知症介護日記 357
-
最初から読む1話
お金が全然入っていない!?認知症を疑うきっかけは何げない会話から #母の認知症介護日記 1
ワフウフ