双子を妊娠中に一番大変だったことは入院生活です。私の場合、2カ月間の入院でしたが、入院前は想像がつかない生活を不安に思いながら過ごしていました。入院生活であって便利だった物、自分が入院したときの流れや体験談をお話しします。
いつやってくるかわからない入院生活
双子を妊娠して、初期から主治医に計画入院の話をずっとされていたため、心づもりはありました。毎回の妊婦健診でいつ入院になるかもわからず、不安な日々を過ごす毎日。
私の計画入院は妊娠30週からの予定でしたが、妊娠28週の妊婦健診でおこなったNST(ノンストレステスト)の結果が悪く、1時間で6回ほどのおなかの張りがありました。この張りの回数は陣痛につながり早産してしまうとの説明があり、2週間前倒しで入院しました。
上の子の預け先を段取りしておく
保育園入園前の子どもがいたので、前もって市内で預かり保育ができる園を探しておきました。入院の数カ月前には、保育園に事情を話して週に何日か預かり保育を利用。そのおかげで、入院が決まったときに子どもをどうするかという心配はありませんでした。
入院前から預かり保育をさせていたので、初登園からの慣れない期間は近くで見守ることができ、子どもが戸惑うことも少なかったと感じています。また、夫婦の各実家が自宅、病院から近く、大体の入院時期と入院したらどうするかを事前に打ち合わせし、スムーズに入院生活に入ることができました。
入院生活で一番大変だったこと
2カ月間の入院生活で一番大変だったことは満足にお風呂に入れないことです。私は入院当初、安静とおなかの張りを抑える薬の内服治療だったため、数週間の間は毎日決められた時間にシャワーを浴びることができました。しかし、妊娠週数が進み、飲み薬だけではおなかの張りが抑えられなくなると点滴に切り替わることに。
点滴に移行すると、シャワーに行けなくなります。週に1回程度、点滴の針の差し替えのタイミングで行けることがありますが、1週間シャワーに入れないことが私は苦痛で仕方なく、大変だと感じました。
入院生活で準備しておくといいと感じた物
テレビに関しては、病室でテレビが観られる場合もあります。しかし、私が入院したのは大部屋で各ベッドにテレビはありましたが、観るためにはテレビカードを購入する必要がありました。
私は約2カ月の入院で、ストレスなく自由な時間に好きなだけテレビを観たかったので、病院の許可を受けてDVDプレーヤー付きの持ち運びテレビを使用することに。一定の温度で保たれた病室は季節感さえも奪うので、天気や季節感を映像と音で感じることができるテレビは私にとって重要でした。
また、暇な時間が長いので趣味の編み物をして双子のおくるみを作りました。編み針や裁縫道具も持ち込んでいたので、ベッドの上でおとなしく気分転換するには良いグッズでした。
双子を妊娠、出産することに不安がいつも付きまとっていた私。家族の協力や友人の支えがあり、出産まで無事に乗り切ることができました。入院生活は長く、カレンダーを見ては出産までの日にちを何度も数え、退院できる日を待ち遠しく思って過ごしましが、心穏やかに妊娠36週6日で出産を迎えることができました。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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監修/助産師REIKO
イラスト/おもち
著者:丸岡なおこ
男の子4人の母。双子育児中。ステップファミリー。特殊な家族構成ならではの実体験や、家族が多くてもミニマリストを目指すハウツーをまとめたブログを運営。ライターとしても活動中。